映画『サーホー』の物語の流れと感想を織り交ぜて書くシリーズ第4弾です。ようやく第3弾で映画のタイトルが出ました。
IT’S SHOWTIME!
映画『サーホー』があまりにもすごくて、にやにやが止まらない話
メモしつつ見てたのですが、画面に夢中になるあまり書き漏らしたことも多く。誤解や妄想が入り込んでいるかも知れませんが、ご容赦下さい。
Contents
登場人物
捜査チーム | |
アショーク | 覆面捜査官。サーホーに偽アショークを演じられていて面目ないし、デヴィッドに裏切られるし、車横転するし、アムリタに撃たれるし、の今のところ踏んだり蹴ったり。 |
アムリタ | ムンバイ市警の警察官。アショークに見込まれて窃盗団捜査チームの一員になる。しかし自分の愛したアショークが偽物で、かつ窃盗団だったことに怒りを感じている。 |
ゴースワミ | 窃盗団捜査チームの一員。アショークに意見を言うものの、気づけばアショークの言いなり。でも、そのアショークは偽物だった。 |
シンデー署長 | ムンバイ市警の署長。ロイ・グループのナンバー2であるデーヴラージにブラックボックスの回収を命じられている。 |
アジャイ | ムンバイ市警の警察官。 |
窃盗団 | |
サーホー | ムンバイ市内で発生した高額窃盗事件の首謀者。 |
デヴィッド | アショークの相棒。ハッカーの腕前も凄い。アショークの顔を知る唯一の人物、ということを利用して、警察を裏切りサーホーの計画に乗る。 |
ロイ・グループ | |
ロイ | ロイ・グループの首領。事故と見せかけて殺害された。 |
ヴィシュワク | ロイの息子。彼の存在は腹心のイブラヒムにしか知らされてなかった模様。父の生前の望みである新規事業の発展と、殺害の黒幕を探し出すことに全力投球中。 |
イブラヒム | ロイの腹心。ロイ亡き後は、息子のヴィシュワクに尽くす。 |
デーヴラージ | ロイ・グループの首領になろうと画策中。自分を首領にしなかった父親プルドヴィラージを恨んでいる。 |
プルドヴィラージ | デーヴラージの父親。前首領。息子に暴力をふるわれ車椅子になってしまった。 |
プリンス | デーヴラージの味方。銀色のネックレスをつけている。 |
カルキ | ロイ・グループの法律顧問。 |
話の流れ
サーホー 13歳
なぜ13歳なのか、というと映画の情報が掲載されているIMDbにキャストの一覧がありまして、そのなかに”Saaho (13 yrs)”という記載があったからです。
大雨の中に1台の車が止まり、後部座席の窓を開ける男性。車の中には若かりし頃のロイ。サングラスを取りながら、頭を振っています。
車の外には口から血を流しているサーホー。どうやらケンカをして負けたようです。
「自分がどう産まれたか覚えてないのか。血をしたたらせ腹を割いて現れた。あのしぶとさで這い上がれ。死ぬ気で倒してこい。車に乗るのは、それからだ。」と。
もしかして、もしかするとですけど、サーホーのお母さんはサーホーを産んで亡くなってしまったということなのかしら…いや、裏付けないんですけど。一度もお母さんについては出てこなかったですよね。ただ、冒頭の映像には大人2人と子供1人のシルエットが映っていたし。うーむ。いや、そこまで気にしなくても本編には直接関係ないのですが。
運転席には、これまた若かりし頃のイブラヒム。
再び喧嘩をしに戻るサーホー。相手に殴りかかります。
ロイ・グループのビル内
ヴィシュワクのところへ銀行からブラックボックスが盗まれたと報告が入ります。
このヴィシュワクについてるボディーガードの人、胸に大きなロイ・グループの紋章バッジつけてるんですよね。これ、グッズにならないかなぁ。カッコいいんだよなぁ、ロイ・グループの紋章。
ところでヴィシュワクって、半袖のワイシャツにベストを着用するスタイル好きなのかな、なんてぼんやり思ってましたが。そもそも、シャツは元々下着だったこともあってジャケットを着ない場合はベストを着用するのがルールという説をインターネット検索で読みました。シャツだけだと下着で歩いてるのと同じ……。日本だと下着姿の人が、特に夏はうろうろしてる、ってイメージなるのかしら。
個人的にはスリーピーススーツ、ベスト姿、好きなので増えてくれたら嬉しいですけど。
また話がそれてしまった。
窃盗団特命チームのオフィス
と言っても、サーホーが覆面捜査官アショークになりすまして作ったオフィスですが。
そこへ、本物のアショークが足を踏み入れます。アムリタに撃たれた足が、まだ痛むようで杖をついています。そうですよね、撃たれたんですからすぐには治りませんよね。
気まずそう顔で本物のアショークから目をそらすアムリタ。
警察のデータベースをハッキングしサーホーに情報を流していたデヴィッド。あえて本物のアショークを窃盗団の容疑者としてアムリタたちに監視させたこと。そして自分が侵入したい場所があればアショークを向かわせた、と。ブラックボックスの存在も、サーホーから言い出したことだ、というアショーク。いいように踊らされていた、というアショーク。
「容疑者はお前の名前を、お前よりも使いこなした。しばらく休め」とお偉いさんから言われてしまうアショーク。
署長がデーヴラージと電話をしています。まんまとブラックボックスを奪われ、デーヴラージは怒り心頭の様子。「過ちの代償は覚悟してるんだろうな。周りを見渡せ」そう言われて周りを見ると、銃を署長に向けようとしてる警察官がちらほら。いや、ムンバイ市警、何人の警察官がデーヴラージの言いなりなの??
「48時間ください」と懇願する署長。
机の上に広げてあった地図の上から、サーホーに渡したリングを拾い上げるアムリタ。そういえば、アムリタって、この時点ではまだサーホーの名前分かってないんですよね?いつ知ったのかなぁ。ま、いいんですけど。
そこへアショークが近づいてきます。
「あの男と親しかったそうだな。俺に伝えておくべきヒーローの情報は?」
厭味ったらしいな。だから、踏んだり蹴ったりなんだぞ、と心のなかで毒づく私。
「ヒーロー?敵よ」と答えるアムリタ。
BAD BOY
いきなり上半身裸のサーホー登場。からの、リュック(パラシュート)を谷底に放り投げて崖からダイブ!
正式名称が分からないけれど、スカイダイビングのエクストリームスポーツ版っていうんですか??
エクストリームスポーツの定義は曖昧である。ただ単純に危険であったり、過激なスポーツであれば、一概にエクストリームスポーツに当てはめることができるというわけではない。
とWikipediaが教えてくれました。ほう。
エクストリームスポーツは、必ずしも競技に勝つ事を目的とせず、自身の精神的満足や個性の確立を目指すものだとする認識も存在するため、そもそもスポーツという呼び方すら合わないとされることもある。
ふむ。
逃げる?パラシュートを、何とか掴まえることに成功しパラシュートも開きました。そしてまだ地上までかなり高さがある段階でパラシュートを外してからの、スーパーヒーロー着地。とはいえ、”着地時に片手と片膝を地面をつける”のがスーパーヒーロー着地の正式定義とするならば、サーホーは右手だけを地面につけて膝は浮いていたんですけど、ま、それもおいといて。
あ、膝を痛めない版のスーパーヒーロー着地?ヒーロー着地は膝を痛めるってデッドプールが言ってたしな(話が混乱しすぎてる)。
そして、BAD BOY開幕!
このミュージカルシーンだけで、プラバースさん5着ぐらい洋服替えてましたよね??
”息を潜めろ。俺が動くだけで君は虜”ってー。ってー。BAD BOYというかPLAY BOYというか。同じ意味合いか。
メインで踊っていた長髪のお姉さん、カッコよかったなぁ。Jacqueline Fernandezさんという方のようですね。
Excited for this one 💥 Watch me groove on #BadBoy with #Prabhas! It was so much fun shooting this song from #Saaho 💃🏻
Hindi: https://t.co/Vnlm5HsCEt
Telugu: https://t.co/xFNA5dS0Lt
Tamil: https://t.co/R0YN34yN1c
Malayalam: https://t.co/TSSVLzp74o pic.twitter.com/N9KwzvBzCm— Jacqueline Fernandez (@Asli_Jacqueline) August 19, 2019
いやぁ。同性から見てもセクシーで、かつカッコよかった。
室内では、少し酔っ払った感じのデヴィッドが「ド派手なパーティーだ。どこまでブチ上げる気だ」と独り言。
カラナ村
カラナ村にプリンスとデーヴラージたちが来ています。
フランコ兄弟という、恐れ知らずの兄弟を自分たちの味方につけたいようです。
着席している2人は、カラナ村を牛耳る人たちなのかなぁ?うち1人がデーヴラージをバカにしたような発言をしたんだっけな。「ロイの息子がいるからデーヴラージの出番はない」とか「砂漠で脅迫するのが関の山だ」とか。するといきなり後頭部から押さえられ机に額を打ち付けられて死亡?ノックダウン?。テントの外へと引きずり出されていきます。
本当にデーヴラージは笑われるのが嫌いなんだなぁ。
デーヴラージは、ここは俺の始まりの地だと語り始めます。どうやら、デーヴラージはこの村を一瞬で焼き払ったようです。なぜ焼き払ったかは、映画の最後の方ででてきます。ここでの一件が、ロイとの対立を激化させた模様。
フランコ兄弟の一人?が跪き、どうやらデーヴラージ側につくと約束したようです。
ってか、あのテーブルに座ってた人だれなんだ。誰なんだー!知りたいよぉお。DVDが出るなら、出て欲しいけど、出ると思うけれど、映画館の字幕のほかに、セリフやナレーションをほぼ忠実にした字幕もつけていただけないかなぁ、難しいだろうけれど。手間もかかるし。無理だろうけれど。でも、たぶん、セリフやナレーションに真実が隠れているんじゃないかなぁ。もったいないなぁ。せっかくだから、映画の細かい設定まで知りたいなぁ。
まぁ、私が大きく見逃してる、聞き逃してる可能性も大いにあるのですが。2回みたぐらいで、がたがた騒いじゃいけないのかも。追記:3回見ても、やはり解明できず。くっ。
ロイ・グループのビルの屋上
「送金期限まで、あと2週間しかない」というカルキ。これは各国に点在するロイ・グループの人たちへの送金ってことでいいのかしら。
理事会で理事たちが、ロイを信用して預けたお金は大丈夫なのか、的なことを言ってたしな。
ヴィシュワクはブラックボックスに追跡装置をつけていた、と明かします。自らPanasonic製のパソコンを操作し、現在のブラックボックスの位置を地図上に表示。48時間以内ならブラックボックスの居場所を突き止められる。今度失敗したら首が飛ぶと思え、とイブラヒムとカルキに言い渡すヴィシュワク。
リゾート施設
なんだろう、リゾート施設みたいなところでしょうか。現在のサーホーとデヴィッドがいるところ。
デヴィッドは「この世の天国ってあるんだな。ここに永住したいぐらいだ」って浮かれています。そこへサーホーの携帯に電話がかかってきます。
画面には「イクバール」という表示。いや、もちろん映画では英語(Iqbal)で表示されてましたけど、はい。
このね、イクバールもね、私1回目みたとき、全然分からなくって。誰だー、誰だーって思ってたんですけど、他にも色々と分かっていなかった部分があったので忘れてたんですよね。で、2回め見て分かりました、ようやく、イクバールってロイの息子を演じたヴィシュワクの本名じゃないか!って。
映画の最後の方で、イブラヒムが理事たちに説明するんですよね。「ロイの息子ヴィシュワクは、実は自分の息子イクバールです」と。本当は、Siddhant Nandan Saahoがロイの実の息子です!って。
だから、イクバールがサーホーに電話してきたのは、ブラックボックスの所在地をデーヴラージの手下であるカルキにも教えたぞ、ということを伝えたかったのかな、と。
で、この電話の後に「すぐ戻る」とデヴィッドに言ってサーホーは自分の部屋へ戻るんですよね。何か準備しておきたかったのかな?
サーホーと別れたあと、デヴィッドはウエイトレスさんに「悪いねビリヤニを頼む」っていうんですけど、「何よ、それ」って。
そうか、お姉さんビリヤニ知らないのか。って、私も2回しか食べたことないけど。
ホテルの部屋
イクバールからの電話の後、自分の部屋へと戻ったサーホー。
部屋の奥が荒らされている様子をチラっと見た?ような??室内を不審そうに見ていると、いきなり背後から銃撃。
慌ててソファの陰に隠れます。「ダーリン、怒るなって。座って話そう」。
だ、だーりん??
1回目に見た時、え、サーホーったらもうアムリタのことは忘れちゃったの?え、電話かけてきた相手のイクバールって、新しい恋人?!とか混乱。
でも、イクバールがイブラヒムの息子だってことは、え、イクバールのことだよな。え、え、え。他に、イクバールでてました???
それとも、プラバースさんの愛称のひとつが”ダーリン・プラバース”っていうらしいから、それにかけてる??とか、もう、まったく関係ないことまで考えちゃう私。
あれか、あれですか、BAD BOY GIRLS(意味:BAD BOYで踊っていた女性たち)の誰かかと思ったのかな???いや、冗談か、完全なる冗談か。刺客への挨拶というか、挑発というか。
「誰だ?」。「撃つ前にせめて名前を名乗れ」というと奥の部屋からコロコロコロっと床に指輪が転がってきます。
それはアムリタがサーホーに贈り、サーホーが地図の上に残してきた指輪。
「あむぅ〜」って、アムリタの名前を呼ぶサーホー。めっちゃ、可愛い。発音も。ようやく自分を追いかけてきてくれて嬉しかったのかな。
で、私は帰宅して世界地図を見ながら、ちょ、サーホー、ヒントの出し方が大きすぎたのでは?指輪の円内に結構な範囲はいってません??と。私だったら、あのヒントだけでは辿り着けないなぁ。
でもアムリタは、ちゃんとサーホーのところへ辿り着きました。「2日かけて、やっと見つけた」とは言ってましたが。奥の部屋はベッドが置いてあるようですね。アムリタが、その部屋を捜索した形跡が。
一方、デヴィッドは「ビリヤニはまだか?」と呑気なことを聞いています。目の前に銃を持った3人の男たちがいるのに。
花瓶を床に転がし、それをアムリタに撃たせるサーホー。映画館で3回見て、その意味がわかりました。ようやく分かりました、これでアムリタの銃の弾をすべて使い終わらせた訳ですね。すでに5発撃っていて、花瓶で6発目、と。
やれやれ、と床から起き上がってソファから舞い上がった羽毛を落とすサーホー。でもまだ髪の毛に羽毛ついてて、めっちゃ可愛いんですけど。
アムリタが銃を突きつけます。「マガジンは空だ」というサーホー。さっきの銃撃で、もう銃の弾はないだろう、ってことですね。
弾倉(だんそう、英: Magazine)は、火器の弾薬をあらかじめ装填しておき、発射の際に次弾を供給するための、銃の部品のひとつである。 英語の発音をそのまま借りてマガジンとも言う。 外付けのもの(脱着式)と、銃に内蔵されているもの(固定式)がある。
Wikipediaより
「1つだけで乗り込むと思わないで」というアムリタに「俺のおかげで賢くなった」って、この返し!!うきー、悔しいけどカッコいいーー、ムカつくーーー(どんな感情なんだ私)。
最初は心臓を狙っていたアムリタでしたが、「ここは空っぽ。すべてはここよ」と眉間に銃をつきつけます。そして本当に発砲するアムリタ。
「撃ったな」って、ちょっと意外だったみたいな顔してるサーホー。いや、まぁ、撃ちたくなるでしょう。愛した人が、自分が追いかけていた窃盗団の容疑者だったなんて。数時間前に自分から指輪を受け取った人物が本当は自分が追いかけてる窃盗団の容疑者だなんて。(でもまぁ、窃盗団も仮の姿だった訳で。まさかのロイ・グループの御曹司と知ったとき、驚いただろうなぁアムリタ)
自分のこと利用したんだな、って怒るでしょう。まぁ、警察官が発砲するってのは、どうなのかな、って思うけど、それはサーホーが避けるのを十分計算してのことだろうし、アショークからの密命のための芝居だっただろうし。うん。
やっぱりデヴィッドはデーヴラージの手下たちに捕まったようです。サーホーの部屋へと案内するよう命令され、106号室へと案内します。でも、アムリタの銃声が廊下に聞こえてサーホーの居場所がバレてしまいます。
一斉に105号室へと廊下側から攻撃が始まります。が、室内のテレビで映画『ターミネーター2』が流れていたため「映画の銃声よ」とアムリタは言います。でも明らかに廊下から攻撃されることを悟っているサーホー。
ここからは、メイキング映像内で監督が”欧州の銃撃戦”と呼んで気に入っていると語っていたシーン。先に音楽が完成していたようで、それに合わせた振り付け?だったようですね。
アムリタを抱き寄せると、くるっと回転してソファの後ろへと避難。
敵の銃撃で金魚が水槽?から飛び出てしまいます。ちゃんとお水のある場所へ戻してあげるアムリタ。
その間に、部屋にあるキッチンの上の窓から別の攻撃班が侵入。
ここでも、白煙から現れるサーホーが見られましたね。かっこいい。(一回目は、ムンバイでカルキがバイクに乗った男性たちに襲われた時)
まるでサーホーとアムリタがダンスをしながら戦っているような、『バーフバリ』のとある場面を彷彿とさせるような、美しい銃撃戦。アムリタの、のけぞりながらシューティングすごかったですねぇ。身体やわらかいなぁ(そこ?!)。
弾切れ起こして、そのまま拳銃を敵に投げつけちゃうシーンもご愛嬌。
このときに、置いてあったアムリタのバッグで相手の武器を叩き落とすサーホー。ですがバッグの中にはアムリタがイラストを描いていたスケッチブックも入っていたみたいですね。
スケッチブックが暖炉のなかに入ってしまって、それでアムリタがハッとした表情を見せる、と。
そこへイブラヒム到着。
ヴィシュワクから命じられてブラックボックスの回収に、と我々観客には見せかけて、本当は若様であるサーホーを守りに来たんだと思います。
「誰を怒らせたの?」と聞くアムリタ。
「俺のファンだ」って、このときの「Fans」っていうの、いいですよねぇ。ふふふ。
「凶悪なのね」「過剰な愛情は殺意になる」って真顔で答えるサーホー、めっちゃ好きなんですけど。じーーーっとアムリタを見つめながらの、このシーン。すごい好きなんですけど。
そして「行け。俺を殺せるのはお前だけ。今は逃げろ」とアムリタを窓から逃がそうとするのでした。
きゃあああああ、かっこいいいいいいいい(すみません、心拍数が上がってしまって)。惚れるでしょ、これもう、惚れるでしょう。俺は惚れた。
「行け」って言ったのに動こうとしないアムリタまでの距離のつめかたといい、アムリタを見つめながら無言で近づいてからの「俺を殺せるのは…」。劇場でバシバシ座席を叩かなかったか心配です。
部屋にプリンスが入ってきます。そうかデーヴラージ自らは来ないのね。
そして、イブラヒムもようやく部屋の中に入りましたが、すでにサーホーはプリンスに捕らえられたあとで部屋の中はもぬけの殻でした。
あれですかね、プリンスたちが入ってきたドアと、イブラヒムが蹴破ったドアは別ってことですかね。
部屋の縮尺とか、完全に無視です。ざっと、ざっと、こんな位置関係なのかな?と。
ブルーのソファが置いてありました。黒い四角はテーブルです。テレビはソファの後ろの壁際にありました。
イラスト左側の廊下、緑の部分にもドアがあって。ここからサーホーも入ってきたし、プリンスも入ってきました。
イラスト右側の廊下、赤の部分にもドアがあって。ここからイブラヒムが入ってきました。
イラスト上側がキッチンになっていまして、シンクの上にある窓(赤く塗ったところ)から敵が侵入。かつ、アムリタは逃げたと思われます。
たぶん。あくまで、たぶん。
プールサイド
捕まったのにビール飲んでるサーホー。
「ブラックボックスさえ渡せば、金はやるぞ」というプリンス。
しかしサーホーはビールを飲み終わると、堂々とその場から立ち去ろうとします。「動くな!」と殴りかかろうとするプリンスのボディーガードのパンチを楽々かわしながら、「熱くなるな。50万やるぞ」、2発めのパンチが繰り出される前に「100万やるぞ」、そして3発目のパンチが飛んできたときに「1000万」。
思わずパンチを止めて「マジか?」って聞いてしまうガードマン。
「モノには価値がある。この男には1000万。ブラックボックスを盗んだ俺の価値は?」
そして振り向きざま、ボディーガードを1発で倒すサーホー。
「トラも鹿も共存し、縄張りは荒らさない。荒らせば鹿はトラに食べられるだけ」的なことを言うプリンス。
この様子はデーヴラージに電話越しで報告されていたようです。「その鹿に伝えろ。俺の縄張りを荒らすな」と電話の向こうにいるデーヴラージへと警告するのでした。
デーヴラージはプリンスにサーホーは放っておくようにと命令。
オーストリア?
お金をおろしに銀行へ行ったと思われるデヴィッド。警察に見張られていると感じ、ホテルへ戻ると「すぐ移動しよう」とサーホーに言います。
この時、サーホー読書中なんですけど。その姿勢が、ははは。めっちゃ本と目の距離が遠いんですけど、なんですか、その可愛いの。
そこへ、髪を濡らしたアムリタが「サーホー、コンセントは?」と登場。
「壁際にあるだろ」とそっけないサーホー。
びっくりするデヴィッド。私もびっくり。
いつの間に再会したのかしら。そして、ここでサーホーって呼んでるってことは、名前を名乗ったのねサーホー。
アムリタに向かって「お前の要求は?」と聞くデヴィッド。「知らないの?」と答えるアムリタ。
代わりにサーホーが答えます「俺のせいで盗みに加担した」「Right」
サーホーに向かって歩いてくるアムリタ。
「おかげで停職を命じられた」「Right」
美脚を見せつけるアムリタ(たぶんそうだろうな、という。映像でハッキリ映るわけじゃないけれど)
「お前も分け前が欲しいのか!」と叫ぶデヴィッドに軽くうなずきつつ、
そしてサーホーへ、めっちゃ接近してからの「Right」そして「惚れた?…私は惚れそう」。
くぅううー。この映画、前の流れを反復というか、もう1度相手側から返すのいいですよねぇ。アムリタが銃をサーホーに向けた時の胸を打たずに頭を撃つって言ってた、あれももう1回ラストで出てくるし。くー。
「誘惑に負けるな!警察は信用ならない!!」というデヴィッドに、「お前が言うな、腹が立つ」と返すサーホー。だよね、デヴィッドだって警察だったんだもの。このやりとりも、めっちゃ好き。
サーホーから離れたアムリタは、アショークへメールを送信します。「信じたので残ります」と。
そう、アムリタはアショークからサーホーに近づくよう指示を受けたのです。自分は君のことを評価しているけれど、上層部はそうは思っていないようだ、だったら見返してやれ、とか言っちゃって本当はアムリタを利用としてるんでしょ、そうに違いないわ、うきー!
そして始まるバカンス。いや、本当は逃亡。
海外
海外、ってもう、すでにインドは出ているのですが。
もう、このシーンは、ね。もう、ね。はい。
1回目では気づいてなかったのですが、サーホーがアムリタを連れて行った場所は、すべて彼女がイラストにしていた場所だったんですね。いやー、もうまったく気づけてなかった。2回めで、あれ?特命チームのオフィスで勝手にアムリタのイラスト見て叱られてたけど、なるほどね、と。
最初はブラックボックスの在りかを探っていたアムリタですが、サーホーと過ごすうちに彼への愛情のほうが強くなってしまい……しまいにはアショークからの不在着信39件。
美しく、切なく、可愛く、甘酸っぱい、このシーン。何度見ても、顔がゆるみっぱなし。
男性ダンサーがアムリタに近寄りすぎたので自分の方へ引き戻したり、アムリタを怒らせちゃって一輪のバラとドレスを用意しちゃうのも、はー、もー、すごいな監督。
たぶん、サーホーは分かっていたんでしょうねぇ。アムリタがアショークの命令で近づいてきたこと、そして罪悪感に苛まれている、って。自分の荷物が探られてたり、何度と無く携帯を見てたりするの、見逃すわけ無いと思うんですよね。たぶん。でも、自分が本当にアムリタを愛していることを証明したいんだろうなぁ。くー、切ない。と、自分の妄想に切なくなる私。
湖の近くでキャンプしてるときに大切なオルゴールの音を聞かせてあげるサーホー。仲良く寄り添う2人を、うんうん、と後ろで見ているデヴィッド。
ついにはアショークから「警察官だろ?」というショートメール。
怒り狂うアショークのいるムンバイは大雨、しかしサーホーとアムリタ(とデヴィッド)が行く場所はどこも常に快晴という。その対比表現。
あぁ、どうしましょう。まったく終わりませんね。あと2回ぐらいで終わるかなぁ。
書いている本人は、もんのすごく楽しいんですけど。これ、読んでくださる方いらっしゃるのかしら。あはは
※ 追記 ※ あと1回で終わりました!!