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映画『サーホー』があまりにもすごくて、にやにやが止まらない話

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

映画『サーホー』を楽しみにしていたのに、よく観に行く映画館で公開されるのを待っていたら新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて公開延期に……。

このまま観られないのか。それとも、都内まで観に行くことになるのか……最近、電車に乗ってないからなぁ……都内が遠く感じる……などと思っていたら。予定通りシネマシティでの上映が決定!!

そして、ついに今日!

観ることができました!!

入場特典ももらえて、嬉しかった!!

というわけで、何しろ情報量の多い映画だったのと。あまりにもカッコいいシーンが多すぎて、ぼ〜っとしつつも、今のとこ思いつく限りの感想を徐々に書き足していこうと思います。

 

ただし。1回しかみてないので、うろ覚えのシーンも多くて。勘違いしている部分もあるかもしれないので、その点はご了解下さいませ。

追記:2回め見てきました。かなり見落としている部分があったのと、謎が解けた部分と、まだ謎な部分が残っています。そして1回めに見たときより、ものすごく上映時間が短く感じられました。あっという間に終わってしまいました!!

 

あらすじ

完全なるネタバレ防止策をとっていらっしゃる方は、そもそもこのページを読まれていないとは思うのですが。

映画の冒頭が、丸ごと6分5秒分Youtubeで公開されていまして。開始から45秒ぐらいまでは、まったくネタバレではないと思うので。いや、そもそも全部見てもネタバレではなくて映画館で見るか、先に予習しておくか、という違いなので。

こちらを観てから劇場に足を運ばれてもいいのかな、と。私は映画館で、あ、ちょっと待って、ちょっと待って、理解できてないうちに始まっちゃう、とか一人焦ってしまって。

簡単に略しますと、こんな感じでしょうか。

犯罪都市ワージーに君臨するロイ・グループ。グループの首領・ロイは、20年前にボンベイ(現在のムンバイ)からワージーへ来た人物。そもそもはプルドヴィラージという首領がいたのだが、その人物から認められ首領の座を勝ち取った。

しかし、前首領の息子・デーヴラージは納得しておらず首領の座を狙っている。

裏取引でグループを大きくしてきたロイだったが、合法的な事業への転換をはかるため再生可能エネルギーと水力発電事業を始めようとする。仕事のためにムンバイへ来たロイだったが……。

 

 

登場人物

ネタバレが無いように書いていますが、どれがネタバレかは人によってそれぞれだと思うので完全にネタバレを避けたい方は、もうこの先は読まずに劇場へ!!!

 

 

大きく3つのグループがある、と考えていただければ。

捜査チーム

アショーク(覆面捜査官)

ムンバイで発生している高額窃盗事件を解決するために呼ばれた覆面捜査官。犯行現場での犯人の行動を推理するのも、腕っぷしの強さもピカイチ。

アムリタ・ナイル

有能な警察官ながら、なかなか捜査を任せてもらえないで悩んでいる。アショークに認められ、窃盗犯を摘発する捜査チームの一員になる。

デヴィッド

窃盗犯捜査チームの一員。以前からアショークと一緒に仕事をしている。

ゴースワミ

窃盗犯捜査チームの一員。なんやかんやアショークに意見を言ってみるものの……。

 

Aisha, Jennifer

のちにアショークと捜査をする。けど、この女性の名前が呼ばれたかどうか、もう記憶になくて、ごめんなさい読み方が分かりません。アイーシャでいいのかしら?それともジェニファーって呼ばれてたのかしら。なぜ2つ名前があるのかな。

謎に包まれた男

ムンバイで発生した被害総額3億ドルの窃盗は、彼の仕業……?

ロイ・グループ関係者

ロイ

ロイ・グループの首領。恐ろしく渋くてカッコいい。

ヴィシュワク

ロイの息子。

イブラヒム

ロイの腹心。葉巻吸います。耳たぶに丸いピアスしていたら、彼です。イブラヒムです。

 

プルドヴィラージ

犯罪都市ワージーの前首領。自分の息子ではなく、ロイに首領の座を譲る。

デーブラージ

自分の父親プルドヴィラージが、自分ではなくロイに首領の地位を譲ったことを快く思っていない。おっと、この人も葉巻吸うんでした。

プリンス

デーブラージに味方しているロイ・グループの幹部。銀色のネックレスじゃらじゃらさせてる人がいたら彼です。

プリンス、っていうから、若い人なのかなって思ってキョロキョロ探してしまいました。ごめんなさい。

カルキ

ロイ・グループの法律顧問。

 

ここから先は、完全に映画のネタバレを含みます。未見の方は、ご注意下さい!!

 

ざっくりとした感想

とにかく多い。すべてが多い。

① アクションの種類が多種多様

主役を演じるプラバースさんが画面に登場し、いきなりの連続アクションシーンだけでも一体何回戦わせるのか??こんなに最初から飛ばして、大丈夫なんだろうか??と訳の分からない心配をしてしまうほど。

銃撃戦あり、空中戦あり、カーアクションあり、肉弾戦あり、パンサーあり。もう、ありとあらゆるアクションを堪能しました。

 

② 衣装替えの多さ

一体何着の衣装を用意したんだろうか?というぐらい次から次へと目まぐるしく変わるプラバースさんの衣装。本当に普段着っぽいものから(それはそれで大の大人に失礼かもしれないけれど可愛らしい)、バリっとスーツを着こなしてみたり、バイク用ジャケットとか、もうありとあらゆる衣装を着たプラバースさんが見られて眼福でした。衣装担当する方も楽しいでしょうねぇ、あれもこれも着て欲しいってなっちゃいそう。

 

③ プラバースさんのカッコよさが豊富すぎる

スジート監督は、観客が見たいプラバースさんを最大限、ありとあらゆる方向と状況を次から次へと準備して、これも見たいですよね?こちらも、どうでしょう?と畳み掛けてくる感じでした。

ミュージカルシーンは、完全にプラバースさんのミュージックビデオに見えてしまったのは私だけではないはず。アムリタ役のシュラッダー・カプールさんのしなやかな動きとスタイルの素晴らしさにも釘付け。

潜入捜査のためにクラブに行った時、今までのアムリタの控えめな衣装からの、あのギャップ。くぅぅ。カッコよかったし、目を奪われちゃうプラバースさんの「着飾るなといったのに」というあのくだりも可愛かった。

冒頭の方で、車の中でアレックスの情報を待ってる時も、足が、足が長すぎて組んでいても邪魔そうだったし。安食堂のところで、椅子の上で足をバッテンにして乗せてる姿も、最後の最後の首領の椅子に座った時の、ね、あのね、カッコよさね。

もう、何もかも情報量とプラバースさんのカッコよさが多くて。多すぎて。何度か、字幕を読み飛ばしてしまったんですよね。画面に釘付けになりすぎて。

『サーホー』はヒンディー語とテルグ語の2言語で撮影されたとか。(マラヤーラム語とタミル語の吹き替え版も存在するそうです。アムリタ役のシュラッダーさんのテルグ語も吹替だとWikipediaが教えてくれました)。同じ演技をヒンディー語とテルグ語で撮影する、ということですよね??演技する役者さんたちも、編集に携わる方たちも撮影漏れがないかどうか管理するのが大変そうだなぁ。

演技する、アクションをこなす、ミュージカルシーンあり、2言語で撮影。本当に役者さんたちも監督さんも、映画に携わった方々凄いなぁ。

 

④ ストーリーの情報量が、さらなる追い打ちをかける

あれ、この人は、どういう、あれ、そうだったの!あ、えー!!と、見終わってからつらつら映画のストーリーを思い出しているのですが、結局、あの人は何だったんだっけ?みたいなことが恥ずかしながらありまして。

これは少なくとも二度は観に行かないといけない作品なのでは、とひしひしと思っているところです。うーん、来週末も上映してるかな。

何しろ、前半のちょっとのんびりしたような、あぁ、このまま終わっちゃうのかなぁ、まぁでもプラバースさんのカッコよさも満載だったなぁ、なんて思って完全に油断していた私への、「It’s show time」。

そういえば、まだタイトル出てなかったんだった!!というぐらいの。

ものすごい加速っぷりでしたね。前半もそれなりにスピードはあったし、アクションもあったんだけど。だけど。スーパーカー並みの加速っぷりでしたね。乗ったことないんですけども。

え、ここからショータイム?!って思ったのもつかの間、ぐいぐいと展開するストーリー。裏切るか、裏切られるか、出し抜けるか、出し抜かれるか。逃げ切れるのか、追いつかれるのか。

状況が目まぐるしく変わり、ちょっとまだ追いついていない部分も。自分が何を分かっていないかも正確に把握できないぐらいのストーリー。面白い。解明したい、となりました。

 

⑤ ついつい『バーフバリ』と重ねてしまった自分がいました

プラバースさんの存在を知ったのが『バーフバリ』という作品だったもので。

あれ、この登場人物は…あ、この人たち…とか『バーフバリ』の登場人物と勝手に重ねてしまったり。最後の接近戦で、あ、この武器は、あの、となってしまったり。最後の最後でサーホーの素性が分かった時、思わず「これぞ王の帰還!!」と唸ってしまいました。

ロイの息子の身代わりをつとめた人のセリフにもありましたしね。「王国を守るために、王自ら軍を率いる」的なセリフが。はー、このセリフかっこよかったなぁ。一度でいいから言ってみたい。言う機会、これまでも、これからもないけれど。

 

⑥ 父親の愛情と息子の愛情

映画を見終わって一日経過し、ようやく少し落ち着いて考えることができてきました。ロイが実の息子の存在を隠していたのは、もちろんデーヴラージたちに命を狙われては困るから、というのと。

もしかしたら、もしかしたらですけど、汚い世界を見せたくなかったのかもしれないな、と。ただ、幼少期のサーホーが喧嘩に負けた時は死ぬ気で戦ってこい的な指導はしてましたよね。それは今後サーホーが生き残るために必要だから、ということもあったのかな。

ロイが闇事業からクリーンな事業に転換しようとしたのは、自分の後継者となるサーホーに闇事業をさせたくなかったこと、闇事業を続けていればいずれグループ内の抗争になりかねないこと、そうなるとサーホーも自分と同じくどこかへ逃げ延びることになってしまう、と危惧していたのかも知れませんね。

サーホーは、めったに会えない父親の跡を継ぐ、という意識はどこまであったんだろう。ものすごくお父さんを愛していたのは伝わってきたので、父親の望みであれば恐らく闇事業でも継いだのかなぁ。

というのも、銃の腕前や接近戦での戦い方とか、やはり訓練を受けていたとしか思えませんよね?そして、父親の暗殺に加担した部下たち3人をまず殺害した、その手際の良さ。この辺が皮肉というか、血は争えないというか。たとえ警察に連絡したとしても、ムンバイの警察署長からしてデーヴラージの息がかかってるんですものね。絶対にロイの件は自動車事故で片付けられてしまうから、ならば自分で、ということなんだろうとは思うのですが。

せっかくお父さんと暮らせることになったのに。デーヴラージめぇ!!って、そうだったサーホーが36発分の敵討ちはしたんだった。でも、デーヴラージたちを殺したところで最愛の父親は戻ってくるわけではなく。うっ。

ロイ・グループ内の宿敵デーヴラージを倒したにも関わらず、最後の最後でまたスナイパーに狙われるサーホー。簡単には普通の事業家になれなさそうな感じがして、ちょっと辛いです。いや、第2弾を感じさせられるような終わり方だし、アムリタとも再会できたし、好きなんですけど。好きなんですけど。

え、もしかしてデーヴラージにも密かに育てていた子供がいて、その子供が敵討ちを?!って、そんなベタな内容じゃないとは思いますが。はい。

⑤ ロイとイブラヒムのスピンオフありませんか?

ものすごく固い絆で結ばれているロイとイブラヒム。一体、どんな人生を送ってきたのか。個人的にすごく見てみたいので、監督スピンオフお願いします!?

ところで、イブラヒムも息子の存在を誰にも知らせてなかったんですよね。いつでもロイの息子の身代わりにできるように、でしょうか。それとも、自分が突然いなくなってもロイとロイの息子サーホーを守れるように?

妄想が止まりません。

 

ところで『サーホー』の時代設定は?

ロイが車の中で電話をしているときに「昔はボンベイと呼ばれていたのに、今はムンバイというらしい」みたいなことを言ってましたので。

はて、ムンバイに名前が変わったのは正式には1995年というから、過去の話??でも、街が近未来っぽいなぁ、と。

そしたら、公式ホームページに書いてありました。

サーホーワールドは近未来の物語です。

公式ホームページ ”予習で備えよ!映画『サーホー』サーホーワールドの歩き方”より

そもそも、インドから遠く離れたところにある犯罪都市ワージーが舞台ですものね。架空世界ではあると知りつつも、ついつい確認したくなってしまいました。

事実関係を整理してみよう

展開が早すぎて、???となったことも多々ありました。その人、だれ??となったこともありました。

サーホーのプランとは?などなど。私なりに整理してみたので、コチラ↓に書きました。

映画『サーホー』
映画『サーホー』ストーリーの流れと感想を①一応、メモをしつつ見ていたのですが。 なにしろ、ほら、興奮しながら見てたので。時折、手が止まっちゃってたりもして。なんとか記憶を辿...

 

サウンドトラック・挿入歌

2020年10月28日にボーカル&サウンドトラックの発売が決定したそうです!

どこで購入するかで、特典が変わってくるなんて、悩みますよねぇ。

フロンティアワークス(通販早期予約特典は8/31まで!しかも特典は無くなり次第終了とか!!)

①特製アクリルスタンドと②プラバースさんのミニ写真集(フルカラー/P24)が付く予定だそうです。

Amazon メガジャケ

アニメイト ブロマイドセットA

タワーレコード ブロマイドセットB

HMV ブロマイドセットC

TSUTAYA ブロマイドセットD

 

サウンドトラックのみ

カッコいい音楽満載の『サーホー』。

さっそくサウンドトラックを購入。


はー、カッコいい。

挿入歌

残念ながら、挿入歌の方は現時点では発売されていないようで。無念。

ボーカル&サウンドトラックのCDが発売されると発表がありました!!6月12日現在、発売日は未定です。

でも、Youtubeで本編の映像交えて公開されているものもあるので映画の余韻に浸りたい方、ぜひぜひご覧になって下さいませ。

 

『Psycho Saiyaan』

アルマーニでのミュージカルシーン『Psycho Saiyaan』、日本語字幕付きはこちらを。とはいえ、こちらは1分50秒。

Full Video: Psycho Saiyaanはこちらを

Remixもあるんですね、こちらです

Ye Chota Nuvvunna

 

こちらがFull videoです。

雪山の上で突如繰り広げられる、あのシーン。個人的には、まるでミュージックビデオのようで好きなんです。

というか、全般的にプラバースさんのミュージックビデオ&こんなカッコいいプラバースさんも見たいですよね?という監督さんの愛が溢れる全編だったような。はぁ、思い出してもカッコいいし、楽しかった。

『Ye Chota Nuvvunna』をグーグル先生に翻訳してもらったら「出身はどちらですか」って出ました。そ、そうだったんですね??

こちらに字幕入りもありました。字幕の入り方がカッコいいので、宜しければこちらもぜひ。

 

『Bad Boy』

 

こちらがFull videoです。

自分は覆面捜査官ではなく、サーホーであることをバラしてからの『Bad Boy』。天国ってあるんだな、的なデヴィッドのセリフが面白かったし、そのあとに「ビリヤニを」って頼んだら「なにそれ?」みたくあしらわれちゃうのも笑ってしまいました。

あー。ビリヤニ食べたい。

『Baby Won’t You Tell Me』

 

こちらがFull videoです。

アムリタが、愛を取るか、任務を取るかで迷っていた時にかかる曲ですね。

曲のみ

音楽のみ聞きたい!という方は、こちらを

テルグ語バージョンの『PSYCHO SAIYAAN』、『YE CHOTA NUVVUNNA』、『BAD BOY』 、『BABY WON’T YOU TELL ME』が聞けます。

 

シネマシティに置かれていた『サーホー』グッズ

6月6日(土) 14時すぎの段階では、すべてありました。
追記:6月19日(金)の時点でも、すべてありました。

 

 

ABOUT ME
コアラ
館ファン倶楽部の管理をしているコアラです。 週末は映画館か美術館にいることが多いので、家族からは「今日はどこの館(かん)へ行くの?」と聞かれるようになりました。 皆さんのお役に立てるような館情報を提供していけたらなと思っています。

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