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アニメ『羅小黒戦記 (ロシャオヘイセンキ)』の話の流れと個人的な感想と妄想を①

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

『羅小黒戦記』吹替版、本日3回めを見てきました。(12月25日現在は6回鑑賞済)。

見れば見るほど、時間が短く感じます。あれ?もう終わっちゃうの!?!?と。

続けて2回見たら、少しは気が済むのかしら自分…。

というわけで、『羅小黒戦記』をメモをしつつ見ていたので、それを元に流れと感想&妄想を織り交ぜて書いていこうと思います。

ネタバレが、がっつりあります。私が分かっていない部分については推理?妄想?なども込みです。またネタバレも順番通りではなく、のちのちのストーリーと絡めてネタバレしています。

長くなるので、今回はガコさんの店が登場する前までです。

それから、ものすごくムゲンファンの感想です。

 

作品のどこが好きなのか、購入したグッズ、予約したグッズなどについてはアニメ『羅小黒戦記 (ロシャオヘイセンキ)僕が選ぶ未来 』に一気にハマってしまった話で書かせていただきました。

 

オープニング

緑深い山の中。黒猫が、のんびり昼寝?しています。

 

白い小さな球がふわふわと飛んでいると、途中から分裂して蝶の群れに。
また球状になると黒猫にぶつかりました。起こされて「にゃ〜ん」となく黒猫。

黒猫にぶつかった球状のものは、今度は魚の形に姿を変え上へと登っていきます。

(これって、シューファイが放った精霊魚ではないですよね?)

しばらくすると、ものすごい轟音が鳴り響き鹿や猪が一斉に逃げ出してきます。黒猫は逃げるのではなく、その原因を突き止めようと動物たちが逃げてきた方向へ走り出すと、猛ダッシュで木の上へ。

遠くでカラスたちが騒いでいます。

木から降りると、その方向へと走っていく黒猫。大木が切り倒されようとしていて、何かがピシピシと黒猫の方へと飛んできました(でも、人間などの姿は見当たりません)

そのうち、木が根っこから持ち上がりました。

地面がどんどん落ちていき、ついには暗くて深い穴へ落ちていく黒猫。視線の先にはショベルカー。黒猫、どうなってしまうのか!と思った瞬間、黒猫は街の片隅へと移動していました。

黒くて丸いふわふわしたものが、黒猫の頭の方にいます。「大丈夫だよ。きっと居場所が見つかる」と黒猫は、ふわふわを慰めます。

「ハイーン!」みたいに答える ふわふわ。イクラちゃんみたいで可愛い。

(この黒くて丸いふわふわしたものは、”嘿咻(ヘイシュウ)”というのだと、Wikipediaが教えてくれました。)

旅の始まり

トラックに無断乗車し、人里離れた場所で降りる黒猫。

小川も流れ、夜空も美しい場所。畑が広がり、人間の食べ残した肉まん?を失敬したり、犬たちと喧嘩して勝ったり、料理店から魚を一匹失敬して料理人に追いかけられたり。

川へ行くと、白いふわふわとしたものが漂ってきました。最初に出てきた白い球体と同じものかと思ったら、残念ながら白いビニール袋だったようでがっかりした様子の黒猫。

(あの白いふわふわとしたものがいれば、安全な場所ということなのでしょうかね?それとも妖精が住むのに適している、という意味なのかな)

雨の日には、バス停近くの小屋で雨宿り。でも人間の女の子が来たら、慌てて去っていく黒猫。(バス停には625という番号が見えました)

とぼとぼと夜道を歩く黒猫が空を見上げれば、沢山の凧が浮かんでいます。

(検索してみたら、中国の北部では大晦日に迎え入れた福の神を返すため夜に凧をあげる風習がある地域もあるとか。出典は↓こちら。まぁ、それとは関係なさそうですが。)

 

風にそよぐ黒猫の耳。

そしてタイトル。

 

街中

やはり都会へと戻ってきたのでしょうか、黒猫。

くつろいでいると、男性3人組が棒を持って現れます。急いで箱の中に隠れる黒猫。

しかし男性の1人が黒猫のいる箱を叩き、黒猫は人間に襲いかかるようにして箱の外へジャンプ!路地を逃げていきます。

レンガなどを投げつけられつつも黒猫は上手くかわして逃げますが、ついには行き止まり。(このときの黒猫の動きが、本当に猫っぽい!と感心する私)

ドラム缶などを投げてくる男性たちの顔は依然無表情。追い詰められ、いよいよ危機的な状況になった黒猫、次の瞬間には大猫に!!なんと、こんなに大きくなれるんだ!!

でも、しつこいようだけれど男性たちは無表情。あれ?皆さん、こういう状況になれている世界??と混乱する初見時の私。

 

すると男たちの背後から木の枝のようなものがスルスルっと伸びてきて、男性たちに巻き付きます。それでも驚くことなく無表情なままの男性。(こわい、何なの?!と思ったら、操られていたんですね。あとで出てくる地下鉄のシーンで分かりました)

あっという間に投げ飛ばされていく3人。

入れ替わるように暗い路地から現れる1人の男性。怪我はないか黒猫に聞きます。仲間だ、といって自分も大きな猫の姿に。

元の子猫の大きさに戻った黒猫は、匂いをかぎに少し近づき、また少し後ずさりました。(この辺の仕草も、すごく猫っぽい!)

 

男性の名前はフーシー。

 

そして、川沿いにある道路の橋脚部分へと黒猫を連れて行くフーシー。(このとき、「シャオヘイ」と呼ばれて初めて黒猫がシャオヘイであることが判明。というか、そもそもシャオヘイと名付けたのがフーシーなんでしょうか??名前を呼ばれ「ニャ」みたいに返事したシャオヘイ。可愛い)

 

「おいで」と言いつつ、フーシーは柱の中へとスルっと消えていきました。

シャオヘイも柱に前足を当ててみると、なんだか吸い込まれたのでちょっとびっくりして手を離してしまいます。でも、柱をくぐりぬけてみるシャオヘイ。

 

遺跡島へ

シャオヘイが柱を抜けた先は、緑あふれる世界でした。あの白いふわふわとしたものも飛んでいます。きのこみたいにポコポコ生えたりもします。

シャオヘイのあとから、白い蝶も扉をすり抜けて入ってきました。そして入口の近くで羽を休める一匹の蝶。

 

フーシーのあとをついていくシャオヘイ。ここは人間に忘れさられた場所なんだとか。

池のようなところで、一人の男性が目をつぶって水面に立っています。彼の名前はシューファイで、気を集めている最中とのこと。

 

 

すると、大木の上から「おかえり!」という声がしてスルスルっと別の男性・ロジュが降りてきました。

フーシーが「今日は早いな」と声をかけていた気がするのですが。いつもロジュは遅くまで何かをしているのでしょうかね?と思っていたのですが。

違うか!夜、シャオヘイは人間たちに追いかけられ、フーシーに助けられ(本当はフーシーたちの自作自演だったことがあとで分かるけれど)、それで遺跡島へ行くから。

遺跡島へ行った時は、朝だった訳ですね!だから、ロジュが早起きなんて珍しい、ということなんですね。いやぁ、ずーっと誤解してました。

 

続いて、どーーーーんと虎のような妖精・テンフーが魔法使いのような格好をして降りてきました。

このときのロジュの顔が大好きです。

警戒して、思わずフーシーの後ろへ隠れるシャオヘイ。猫っぽい!(猫だけど)

「なぜ子猫なんて連れてきたのか?」とフーシーに聞くロジュ。シャオヘイはロジュに近寄ると、突然人間(だけど猫耳と尻尾あり)の姿になりました。

 

ふわっと尻尾が2回見えるのが個人的にはツボでした。

 

可愛いなぁ!とシャオヘイの肩を抱いて、すりすり。嫌がるシャオヘイ。そんなことは構わず、シャオヘイの歓迎会をやろう!というロジュ。

テンフーは「オニク」とだけ答えます。

夜の街中

 

ビルからビルへと飛び移るシマ模様のズボンを履いた人影。目が輝いているから、まぁ、人ではないんだろうな、というか、ビルの壁面を駆け上ってるから人ではないんだろうな。

後ろからヒュンヒュンと手裏剣のようなものが飛んできます。1つが足首に巻き付き、ビルの足場から落下してしまう人影。

その前に現れる月を背負って立つ髪の長い人。顔は見えません。

シマ模様のズボンを履いていたのは人ではなく、虎じゃなくて豹でした。

まさかの食人…。

髪の長い人は右手でチョイチョイと空を切るだけで簡単にネパを倒してしまいました。

戦い終わると、ヒュルヒュルっと金属が腕に戻ってきます。

白い蝶が肩に止まると、フーシーの居場所が分かったと報告。シャオヘイの後ろから入ってきた蝶は、この髪の長い人(ムゲン)のために偵察していたようですね。

5度見ても、この登場シーンがカッコ良すぎる。どう見ても、最強の悪人登場シーンですよね。まさかこの人が…。表情見えないのが、すごく痺れます。

 

歓迎会

シャオヘイの歓迎会が始まりました。緊張しているシャオヘイを和ませようと、ロジュが種霊を焚き火に放り込むと空中にきれいな花が咲きました。

それをみて、わー!と喜ぶシャオヘイ。

シューファイが「なかなかやるな」的なことを言うので、ロジュがシューファイも何かやったらどうか?と言いますが即却下されます。

シャオヘイの横で黙々とオニクを焼いていたテンフー。持ち手をシャオヘイの方に向けて渡してあげます。優しい、ちゃんと熱くない部分を持てるようにしてる。

ひとくち食べて、文字通り目を輝かせるシャオヘイ。あー、可愛い。

ロジュはオニクに負けた、と真顔で茶化すシューファイ。このときの「えーーー」みたいなロジュの顔も好きだなぁ。

オニクにかぶりつくシャオヘイに、フーシーはここで暮らさないか?と提案します。突然の提案に驚くも喜ぶシャオヘイ。

「これからここは君のうちだ」とフーシーに言われ、嬉しそうにうなずくシャオヘイ。

テンフーはお酒もシャオヘイに勧めたため、フーシーから止められてました。可愛いテンフー。自分にも弟分ができたみたいで嬉しかったんじゃないかなぁ。最初にシャオヘイが飲んでいたのは、何だったんだろう。ココナッツジュースかな??

 

歓迎会の後、フーシーは木のウロにシャオヘイの寝床を準備してくれていました。嬉しくて、干し草のベッドにジャンプするシャオヘイ。すっかり黒猫に戻っています。

ヘイシュウに「新しいお家だ!」と猫語?で話しかけると、「ハイー!」みたいに答えるヘイシュウ。イクラちゃんのようで可愛い。

扉の近くに降り立った白い蝶は、まだそこにいました。

 

翌朝

ものすごい音と振動で目が覚めるシャオヘイ、慌てて外へ飛び出していきます。

シャオヘイ、いつも爆音で起こされて可哀想。

フーシーたちがムゲンと戦っています。

階段などにボコボコ大きな穴が空いているのは、テンフーの手から放たれた炎の塊によるものでしょうか?

フーシー、テンフー、ロジュ、シューファイが次々と攻撃するも、右手一本で攻撃をかわしてしまうムゲン。

シューファイが吹き飛ばされ、左腕を失ってしまっています。そこへシャオヘイも合流しました。

ムゲンは人間なのに、なぜ館(やかた)の味方をするのか?とフーシーがいうと、シャオヘイは驚いたように一瞬フーシーを見ます。まさか人間だとは思わなかったのかな?

ですよね、あの戦いっぷりは人間ではない感じ。

ムゲンは「お前を捕まえに来た。詮索無用」とだけ答えて次々と木を切り倒していきます。

必死に若木を守るフーシー。

シャオヘイはロジュに抱っこされて、入ってきた扉付近まで逃げてきました。シューファイやテンフーは先に扉をくぐっていったようです。

ここでいつも私が見逃してしまうのは、どのタイミングでシャオヘイがロジュに抱っこされるのか?。ロジュの動きが素早すぎて見えない…。6回目にして、ようやく見えた気がします。ムゲンvsフーシーになった瞬間に、ロジュがシャオヘイを抱きかかえたようで。

 

シャオヘイはロジュの腕から逃げ出すと、フーシーのいる方向に向かって走り出します。

フーシーとムゲンの激しい空中線。

フーシーも扉の方へと向かって逃げてきますが、そのときシャオヘイとすれ違います。

瞬時に大猫(でいいのかな?)の姿となり、ムゲンに襲いかかるシャオヘイ。しかし、1秒とかからずノックダウンされた模様。速くて、よく分からないけどパンチされたのかな??

子猫が一瞬で大猫になったのに、表情ひとつ変えずにノックダウンするムゲン。カッコ良すぎる。そして視線の先には、あの扉の前にロジュがいるのを確認します。

刀を抜き(正確には手甲を刀の形に変えて)飛び込んでいくムゲンvs扉を木で塞ごうとするフーシー。

ムゲンの刀があと少しでフーシーに届く直前、扉を完全に木で覆うことに成功。

ムゲンは戻ってくると、ぐーぐー寝ているシャオヘイの首をつまみ上げます。そしてそっと地面に下ろすムゲン。

少し上を見上げると、またたく間に上空にいるムゲン。「ここは?」とつぶやきます。

 

 

廃屋というか工場?

扉の先は使われていない工場へと繋がっていました。予備の出口なんだそうです。

レイドウが壊れてしまった、とロジュ。レイドウは霊堂?霊道??

人間に手を焼くなんて、と悔しがるロジュ。フーシーはムゲンは”最強の執行人”だから人間だと思っては駄目だ、とロジュをなだめます。

ムゲンはシャオヘイを館へ連れて行くだろうから、シャオヘイを取り戻すチャンスはある、というフーシー。シャオヘイを救うのはロジュたちに任せ、「もう我慢の限界だ」と言ってどこかへ1人出掛けていきました。

ロジュはシャオヘイの体に印をつけたそうです。いつの間に!そして、どんな印なんだろう??ともかく、その印を種霊がキャッチすることで居場所が分かるそうです。

ただし、種霊がキャッチできる範囲は15キロなのであちこちの海岸に種霊を撒く必要があるんだとか。種霊の入った小袋を渡されたテンフー、友達に種霊を配りに出掛けました。

シューファイが左腕を失っていること、私3回めを見るまで気づいてなくて(!)。シューファイは負傷しても自分で修復できるという設定を公式ホームページで読んで、なるほど、そういうことか!と納得。

シューファイは右手で印を結ぶと、精霊魚を放ち始めます。ロジュがそれを掴まえようとしてたのが可愛かった…。

遺跡島

シャオヘイが目を覚ましました。

そして自分が取り残されてしまったことを思い出し、島中をフーシーたちの名前を叫びながら走り回ります。もう切ない。その声が切ない。

夢中で走っていると、海岸へ出るシャオヘイ。生まれてはじめての海にビックリ。前足に触れた海水をペロって舐めて、そのしょっぱさにぺぺぺっとするシャオヘイ。

そこに「探しに行く手間が省けた」というムゲンの声。なぜか材木と一緒に宙に浮かんでいます。そして、フーシーたちは逃げたこと、シャオヘイを会館へ連れて行くと話します。

ものすごい怒ってるシャオヘイ。シャオヘイ、偉いよなぁ。フーシーと一緒に戦おうとしたし、ムゲンに対しても恐れることなく向かっていく、そのファイティングスピリット。

けれども、あっけなく手甲でグルグル巻きにされちゃうシャオヘイ。

「おとなしくしろ、分かったな」なんて言われて大人しくしてるシャオヘイなわけはなく。再び島を捜索。自分が入ってきた扉の前に行って、一生懸命扉を開けようと体当りしたり、頭突きするシャオヘイの、なんて健気で切ないことか。

結局、扉を開けることはできず。

海岸へ戻り、筏を作っているムゲンの背後から大猫となって襲いかかるも、あっけなく手甲でグルグル巻きに。頭にタンコブこさえてるし。

そして筏に無理やり乗せられ出発。

どうやって筏を動かすのか?と思ったら、ムゲンは手甲を筏に貼り付けました。どうやら、それが動力のようです。クイっと手を上げると進み始める筏。

シャオヘイは手甲でグルグル巻きにされているにもかかわらず、筏の最後尾へ行き鳴き叫びます。遠ざかる島を見ながら蘇るのはフーシーの優しい言葉。「これからここは君の家だ」。

 

海上

隙あらば逃げようとするシャオヘイ。

海に飛び込んでみたものの泳げなかったので溺れかけて手甲に救われ。常に筏の最後尾に陣取るシャオヘイ。

そのうち魚たちが筏の周りにいるのに気づき、海中を見つめるシャオヘイ。なんだか、ものすごい大きな魚影を見つけ目をまん丸に。

ミン先生

二胡を引いているミン先生。

ミン先生、映画ではメガネかけてらっしゃいましたが。メガネかけてない姿に、めっちゃキュンとする私。

そこへフーシーがやってきます。屋根の上からミン先生に声をかけ、力を貸して欲しい、と。

「館の規則で許されている範囲でなら」と答えますが不服そうなフーシー。「執着がいい結果を生むとは限らんのだぞ」という先生に、お借りしたいものがあるというフーシー。

はて、フーシーは何を借りに来たのか?

海上

そ〜っと尻尾で椰子の実を2つ取ると、海上に浮かべるシャオヘイ。どうやら椰子の実を浮き輪代わりにして逃げようとしている?

ムゲンは前を向いていたはずなのに「そんなに縛られたいか?」と。チッ見つかっちゃったか、という顔のシャオヘイ。

「椰子の実」とムゲンに言われ尻尾で海から引き上げ…ポイ!っと別方向に捨てるシャオヘイ。強い。

 

ミン先生

翌朝7時。(置いてある時計が7時でした)

師匠が椅子から崩れ落ちているのを見て驚きのあまりお盆を落としてしまうモモ。急いで師匠に駆け寄ります。

が、師匠は無事でした。慌てて何事もなかったように装うモモ。

ミン先生は手を貸して欲しいとモモに言います。モモは先生のお気に入りの急須を割っちゃったようですね。

それにしても、このシーン。先生に駆け寄る時の、あの音楽が最高でした。あとモモの減速っぷりも。

海上

さすがのシャオヘイも筏の上でうたた寝をしています。ムゲンは相変わらず姿勢よく座って黙々と筏を動かしています。金属性の術なんでしょうかね。

突然、魚がピチピチと筏の上にまで跳ねてきました。思わず飛んできた魚を咥えるシャオヘイ。

その横を謎の巨大魚がジャンプ。またも目をまん丸にしたまま、思わずムゲンの方へ後ずさってしまうシャオヘイ。でも魚を離さないところが好き。

そして、あんなに大きな魚がジャンプしたんだから大波で転覆しそうなのにまったく微動だにしない筏。ムゲン、すごい。

やがて進行方向に黒雲が広がり、ほどなく雨もパラついてきました。

シャオヘイが毛づくろいしてるから、なるほど、猫が顔を洗うと雨が降るって本当なのね!?

 

どんどんと荒れ狂う海。

ムゲンは動じることなく、遠くの方に飛ぶ龍に目をやり「珍しい」と。(この龍って、ガコさんとこで入手した龍なんでしょうかね??それとも無関係なのか)

筏の後ろではシャオヘイが落ちそうになっています。なんとか筏にしがみつきますが、落ちそうになるシャオヘイ。ムゲンは目を開けると、それとなくシャオヘイの状態をチェック。

その時。ドゥオン!みたいな音がして急に周囲が静かになりました。

驚いた顔で振り向くムゲン。空中に飛ばされているシャオヘイを手甲でキャッチし、自分の胸元に抱きかかえます。

空は依然として暗く雷も光っていますが、なぜか筏の周囲だけは波が静まっています。

シャオヘイを抱いたまま、筏の上で立ち上がるムゲン。

「これは…領界?」

領界出現

 

いつの間にか、筏の周りには大きな黒い球状の膜が。そのなかにある筏は、まったく悪天候の影響を受けていません。(このときに見える大きな魚影は何なのか、未だに不明)

少しシャオヘイが意識を取り戻すと、すぐにその黒い膜は消え去り、もとの悪天候の海に投げ出される筏。ムゲンは手甲をすべて海へ潜り込ませると、シャオヘイを胸に抱え、次の瞬間に筏は大ジャンプ!

途中で意識を取り戻したシャオヘイは、自分がムゲンの手の上にいることに驚いてまたも筏の最後尾へ。そして、自分が今、空中を飛んでいることに驚くのでした。

 

ようやく筏は安全な所まできました。

酔ってしまったのか、筏の最後尾で吐くシャオヘイ。

ムゲンの洋服と髪からは、大きな水の塊が抜けていき、洋服もみるみるうちに乾いていきました。すごい!

名前を聞かれ、ヘロヘロになりつつも正直に答えるシャオヘイ。

ムゲンに「シャオヘイ」と呼びかけられ「気安く呼ぶな!」と猫語?で答えるシャオヘイ。

ムゲンは、あの術を見せて欲しいとシャオヘイに頼みます。なんのことだか分からないシャオヘイに、手甲を刀にして突きつけるムゲン。

この手甲の動きだけで10回は映画を楽しめると思います。本当に。

シャオヘイは筏の後頭部で大猫に化けてみせます。「わーお!」と脅かすように後ろ足で立ち上がるシャオヘイ。

案の定、重みで沈んでしまう筏&シャオヘイ。ムゲンは筏の先頭に乗っかり海に落ちることはありませんでした。表情は無表情ですが(それじゃない)という感じ。

筏の上に引き上げられたシャオヘイが、ようやく目を覚ましました。それを見守っていたムゲン。

ここでシャオヘイは、黒猫の姿ではなく变化術で人間の姿なんですよね。どうして黒猫じゃないのかなぁ、と思いつつ他にも色々あってなかなか妄想できなかったのですが。

シャオヘイは自分にできるのは①大猫に化けること②变化術で人間になることだけだと思っていて、領界が使えるなんて本人は気付いていないので。大猫に化けて溺れたものの、なんとか变化術で人間になって自分の術を見せたかったのか。

人間に対しては人間の姿で、せめて抵抗しようと思ったのか。

いずれにせよ、なんとかムゲンとタイマンを張ろうとするシャオヘイの強気っぷりが可愛い。

でも、目を覚ましたシャオヘイが最初にした行動はムゲンから逃げるように筏の最後尾へ行き猫らしく威嚇することだったけど。

ムゲンは黙って立ち上がると手甲で輪っかを作り、筏に丸い穴を開けると吸い込まれていきました。

「来い」と言われ抵抗するも、やっぱり手甲で無理やり穴に入れられるシャオヘイ。

霊域へ

下へ降りると、そこには立派な家がありました。さっきまでの威嚇姿勢はなくなり「ここはどこなの?」と素直に聞くシャオヘイ可愛い。

 

 

 

ムゲンは自分の霊域だと答えます。「すべての命は自分の霊域を持っている。自然からの気は、ここに集められ命と力の源に」。

シャオヘイも霊域を持っているけれど、家のようなものはまだ持っていないようです。この家は、昔ムゲンが住んでいた家とのこと。

「中に食べ物は?」「ない」

人間の食べ物が好きなシャオヘイらしい質問ですね。ふふふ

ムゲンが「手を貸せ」と言うと、「なんだ!」と威嚇ポーズのシャオヘイ。もう、本当に可愛い。でも結局、ムゲンの手に吸い付くように手を重ねてしまうシャオヘイ。なんとか逃げようとするも、磁石のようにくっついて逃げられません。

目を閉じていたムゲンが目を開くと、2人の手が離れました。怒って走っていくシャオヘイ。

ムゲンは「人違いか?」とつぶやきます。

誰と間違えたのかな??と思っていたのですが、フーシーの仲間ではなかったのか、という意味合いだったのかな、と。

確かに、遺跡島にいる=フーシーの仲間、しかもいきなり自分に襲いかかってきたし。ムゲンからしたら、どう考えてもシャオヘイはフーシーの仲間だと思っちゃいますよね。

シャオヘイは、なんとか霊域から逃げようとしますが全く前へ進まなくなってしまいます。

 

 

「おい。金属を操りたくないか?」「お前の属性を調べた、金属性。私と同じだ」と声を掛けるムゲン。

「なんで教えた?」と聞くシャオヘイから視線をそらし「埋め合わせだ」と答えるムゲン。フーシーの仲間だと思って捕まえてしまったことを後ろめたく思っているようです。

そして人差し指を立てて「才能がある。まずは金属に触れてみるといい」と鉄の板をシャオヘイに渡します。手渡しじゃないけど。

シャオヘイにとって”触れる”というのはペロっと舐めることだったようで。

「しょっぱいな」「私の汗だ」

もう、このときの掛け合いと、音楽も好きすぎる。あぁ、DVDも欲しいけれど、サウンドトラックも是非発売していただきたいなぁ。

ぺっぺっぺと吐き出すと金属を投げ捨て「操りたいなんて言ってない!」と怒るシャオヘイ。「嫌ならいい、無理するな」と背中を向けるムゲン。

再び海上へ

腕組みしつつ、筏の最後尾に陣取っているシャオヘイ。その横には鉄の板が置かれています。

シャオヘイは(教わってみてもいいかもな……強くなったら逃げられるかもしれない)と悪巧みの笑顔。

鉄の板を両手でググーーっと曲げようと苦戦するシャオヘイ。ううううーという声が聞こえたのか、ムゲンが「力任せにするな」と声をかけます。

鉄の板に触っていたのがバレて、ちょっと気まずい感じのシャオヘイの表情が、非常に愛らしい。

「じゃあどうすればいいんだ」というシャオヘイに「おいで」と優しく声をかけるムゲン。

「おいで」ですよ「おいで」。フーシーといいムゲンといい、この「おいで」に破壊力がありすぎる(個人の感想です)。

さぁ、シャオヘイどうする?

と思ったら、なんとムゲンの右横までソロソロと移動しました。このときの夕日の美しさと、2人の位置関係が分かる空から見たショット。いいですよねぇ。

ちょっとずつ縮まる距離

最初は筏の最後尾にいたシャオヘイ。今度は少しだけムゲンに近い位置に座ることにしたようです。

ムゲンは手甲を使って魚を釣り上げると、自分の手甲をお皿にしたのかな。刺し身を乗せて、お箸で食べています。

シャオヘイは、白身のままもらったのかな?美味しかったようで、目を輝かせています。猫はやはり魚好きなのかな。

夜。

筏が止まっているときに、ムゲンのように筏を動かそうと気合をいれるもちっとも動かない筏。

ある日の日中は、少し浅瀬のところで筏を止め目を瞑っているムゲン。シャオヘイは溺れかけています。でも、きっと手甲で助けてくれたんじゃないかな。

 

種霊配布

テンフーが、どすーーーーーんと岩場に着地。

トトロのように、大きな口を開けてなにか号令?を発しています。

 

集まってくる動物たちに、種霊をばらまくテンフー。

 

海上

シャオヘイが腕まくりをして、今日も鉄の板にパワーを送っています。すると!動きました!その時の口がものすごく可愛い。一時停止して見ていたいぐらい、ものすごい可愛い!

ムゲンは自分の霊域でお茶を飲んでいます。視線を遠くにやっていたから、もしかして、またシャオヘイを入れてあげたのかな??

このあたりで、確かフーシーが列車の屋根に乗って移動しているシーンがあったはず。みなさん仰ってるけど、あれフーシーがトンネルに頭ぶつけちゃうんじゃないかと、ハラハラしましたよね。

 

気がつけばシャオヘイは海へ潜り、魚を捕まえられるまでに成長しています!わーーー!と喜ぶシャオヘイ。めっちゃ可愛い。

でも捕まえた魚がハンギョドンみたいだったので、ぶーたれて海へ返してあげるシャオヘイ。

このとき、ムゲンは目を瞑っていた(気を集めていた?)のに、シャオヘイがワー!って喜んだ声を聞いてパチっと目を開けていたんですね。シャオヘイの成長ぶりを陰で喜ぶムゲン、好き。

途中、ヤシの実を補充してましたね。せっかくシャオヘイが木に登っていったのに、手甲であっという間に実を収穫しちゃうムゲン。

そして、ついに筏を一歩前進させることに成功するシャオヘイ!反動で海に落ちてしまいますが大喜び。可愛い。ムゲンにも、その顔を見せてあげてほしかった。

コツをつかんだのか、ちょっとずつ連続で前に筏を動かせるようになったシャオヘイ。でもまだ難しいようです。白目をむいて、ゲロゲロしてます。

そんなシャオヘイを、こっそり見ているムゲン。

 

そして、このガッツポーズ!!!

スムーズに筏を動かすシャオヘイ、ムゲンが無表情ながらに(本当に才能があった)と。

え!!才能があるって分かってたんじゃなかったんだ!!

でもまぁ、シャオヘイは自分から何度も逃げようとするほどガッツがあるから。お詫びの意味も込めて金属の操り方を教えたら、少しは上達できるかもなぁ、ぐらいだったんでしょうかね。

ここまでの流れ見ていると、ムゲンは教え上手だな、と。さり気なく鉄の板を横に置いておいたり。溺れちゃわないように、浅瀬で泳ぎの練習させたり。

 

五行でいうと”金生水”だから、金属性の人たちは水にも強いということなのかしら。シャオヘイは海を知らずに育ったけれど、慣れれば泳げるようになるかな、ぐらいには考えていた、のか??

 

長くなりましたので、続きはこちらに書きました。

 

ABOUT ME
コアラ
館ファン倶楽部の管理をしているコアラです。 週末は映画館か美術館にいることが多いので、家族からは「今日はどこの館(かん)へ行くの?」と聞かれるようになりました。 皆さんのお役に立てるような館情報を提供していけたらなと思っています。

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