現在、六本木アーツセンターギャラリーで開催中のムーミン展へ行ってきました。
前売券を購入し、とても楽しみにしていたのですが。
想像以上のトーベ・ヤンソンさんの画力と情熱、展示数の多さ(約500点)、そしてグッズの多さ楽しさに気力体力ともに残量3%ぐらいになりました。
見ても見ても時間が足りない気がして、できればもう1回行きたいです。
Contents
ムーミンについて予習するなら
キャラクターは知っているけれど、実は本を読んだことがない三大名作(あくまで私の場合)。それが、くまのプーさん、スヌーピー(正確にはピーナッツ)、そしてムーミンでして……。
展示室内には作者のこと、本の内容について説明があるので心配はありませんが、もし軽く予習したい場合や絵を見ることに集中したい方はムーミンの公式サイトにムーミンの歴史が紹介されています。作者のトーベ・ヤンソンさんについては、こちらに。そもそも、ムーミンは動物なの?妖精なの??という方には、こちらを。
まずは1冊購入しようかしら。
展示数の多さには理由があります
今回、展示数は約500点。展示リストは図録の最後に収録されていて、公式ホームページ上では私は残念ながらリストを見つけることができませんでした。ちなみに、展示室にも展示リストはなかったと記憶しています。
そして、なぜこんなにも作品数が多いのかというと、挿絵の小ささ(もちろん大きいものもありますが)と、小さい挿絵でも1点ずつ展示されているから。たまに、小さい挿絵がひとつの額に沢山入っていることもありましたが、それだとゆっくり見ていると後ろからくる人たちに申し訳ないというか。なので、個人的には小さい作品でも1つ1つ額に入っている方がじっくり見られました。
それにしても、よく残っているなぁと。数センチ四方のものや、そのイラスト部分だけ切り抜かれたもの、整理する方も大変だっただろうなぁ。個人的には鉛筆で描かれたものも好きでした。比率としてはペン描きのものが多かったと思いますが、やはり作品保護のためでもあるのかな、と。
ラフな線で描かれたものもあれば、細かな細かな線を描き込んで描き込んで仕上げた作品もあり、美しい水彩も。キャラクターの可愛さ、ちょっとした不気味さの印象を上回る、ヤンソンさんの画力にただただ感嘆。細かな線で描かれた海、波、背景を埋め尽くす線、もうただただその凄さに、美しさから目を離せませんでした。
また、ムーミンは小説からコミック、テレビシリーズ、アニメ、オペラ(!)へと発展し、グッズも多数発売され、そういった流れも紹介されているので、確かに展示数は多くなるな、と。
展示室入り口は、やはり混雑することもあるので。もし、順番に見ることにこだわらないのであれば、1回ざっと最後の章まで歩かれてどれぐらい作品があるのかを把握するのもいいかと思いました。私が2回めも行きたいと思う気持ちに少し賛同いただけると思います。
ひたすらに「かわいい!」「綺麗!」「線!線!!!」という単語を繰り返しておりました。
【作品紹介】ミムラねえさんを助けようと、芝居の舞台上でライオンの着ぐるみにかみつく妹のミイ。小さくたって怖いものなしのミイらしいイメージですね🌟会場では、ミイの紙製着せ替え人形の原画も展示!トーベがデザインしたミイのカラフルな可愛いワンピースは見逃せません💓 #ムーミン展 pic.twitter.com/XGMi5C6io3
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) May 12, 2019
なお、展示室を出ると特設ショップなのですが、一度展示室を出るともう展示室には後戻りできません。また、特設ショップも一度出てしまうと戻れません。つまり、完全なる一方通行。見残し、買い残しの無いよう、どうぞお気をつけください。
写真撮影可能エリア
展示室の最後に、写真撮影可能なエリアがあります。
『ムーミン谷の冬』初版本のなかから、キャラクターたちが飛び出していきます。
み、みなさん少々怒ってらっしゃる??
絵を覗いているのは、ムーミンの”ご先祖さま”かな?
購入したグッズ
いつもグッズが売られているスペース=会計&待機列場所になっていました。その手前に設けられた巨大なグッズショップスペース。ショップの入口で足がすくみました(大袈裟)。未だかつて、この美術館でこんなに大きなショップスペースがあったのだろうか(あったかもしれません)。
ショップの入口から見えたかどうか忘れてしまったのですが。入口から一番遠い正面の壁に今回の展覧会でのみ発売される限定商品が飾ってあります。その種類の豊富さに息を呑みました(これは本当)。本気すぎる。
誘惑に弱い方(つまり私)、要注意です。半分目をつぶって出口まで駆け抜けるしか無いと思います(私は無理でした)。
図録
何枚か撮影したのですが、残念ながら本物の表紙の色と同じようには撮れませんでした。
ショップでご確認くださいませ。
B6変形(約13.5✕約19.5、厚み約2.6センチ)、300ページ以上あります。
一般的な図録と比べるとお手頃サイズ&重み。
展覧会で購入しなかったけれど、やっぱり欲しい!という方には通販もあります。
絵はがき
この線の描き込み。私、今までどこを見ていたんだろう。きっと、ムーミンの丸みしか見てなかったんだな、と反省。
見ているうちに、版画をペンで再現しているかのように思えてきました。
幻想の世界のようでいて、写実的でもあり。
上の作品には、A4サイズぐらいのポスターもありました。本当は欲しかった……。
【作品紹介】ムーミン谷を出て孤島に移り住んだムーミン一家が、雨の中ピクニックに出かけた場面。大胆な構図と、雨と波を緻密に描く線画の美しさや繊細さをぜひ原画でご覧下さい❗会場では、浮世絵「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」(歌川広重)と比較展示しています。#ムーミン展 pic.twitter.com/jCUE6jncn5
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) May 20, 2019
【作品紹介】イースターエッグに彩色するムーミンとミムラねえさん、そしてミイ。トーベはグリーティングカードの仕事も多数手がけていました。本展ではカラフルなイースターカードの原画を4点展示!このカードは今でもイースターの季節にフィンランドで販売され、親しまれています😊 #ムーミン展 pic.twitter.com/FQcQAudCqo
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) May 13, 2019
モノクロ、カラーどちらの作品も絵はがきの種類が豊富で、本当に楽しかったです、嬉しかったです、絞りきれず泣きました。
マグネット2種類
国産ヒノキの間伐材から作られたマグネットだそうです。袋から出したら、ヒノキの良い香りがしました。
裏面は、こんな感じになっています。
他にも数種類ありました。が、頭が興奮していて覚えておりません。
この図柄、本当に大好きです。
こちらの図柄は銀行の広告で使われたそうです。
A4ダブルクリアファイル
可愛すぎる。
マスキングロールステッカー
限定のマスキングテープも3種類ほどあったのですが。こちらのロールステッカーに決めました。本当は、普通のマスキングテープも1種類は欲しかった。
ハンドタオル
裏面は、こんな感じです。
大きさは約25センチ四方。
ミルクビスケット
なんと、卵型。ですが、縦置きはできませぬ。
底の部分が平らになっております。
私のは8種類、全部で15個のビスケットが入っていました。軽くてパクパク食べれてしまいます。
サブレ
缶好きとしては、こちらも入手できるかハラハラしていました。一時売り切れと公式ツイッターに出ていたので。
包装も可愛くて、本当は捨てたくない……。
個包装になったサブレが12枚入っています。
猿田彦珈琲オリジナルブレンド
ムーミン展で購入したコーヒー。
ドリップバッグが5個入っていました。
ガチャガチャ
1回300円で、本物の陶器が!
同じものが出たらやめようと思ってたのですが、5個目まで別々の種類がでたので満足してやめました。(いや、本当はあと3回引いたら全8種類揃えられるんじゃないかという欲もあったのですが)
通常のカップと大きさ比較です。
はぁ。かわいい。ガチャガチャを企画してくださった方々、ありがとうございます。躊躇せず、あと3回挑戦すればよかった。
購入したものを入れてくれた袋(ショップ袋)
これが、一番大きいサイズ。
ちなみに、ショップ袋はこんな感じです🎈サイズによって、色が違います✨
ムーミン展 THE ART AND THE STORY開幕まであと3日…🌸 pic.twitter.com/o0Gb1xzPai
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) April 6, 2019
赤いのは知りませんでした!
出口付近の壁に、スナフキン発見。
旅と音楽と孤独を愛した #スナフキン は日本でも人気者‼️いつもクールな彼が楽しそうにハーモニカを吹いているこの珍しい #原画 は本邦初公開です🎵
原画は手の平サイズですが、ショップ出口で大きいスナフキンが皆さんをお見送り👋#ムーミン展 の思い出にぜひ一緒に記念撮影を📸 pic.twitter.com/bbBsd0tevj— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) May 3, 2019
本当は欲しかったグッズ
本日から販売開始した「リトルミイのぬいぐるみ」、こんな感じでグッズショップに並んでいます😍リトルミイがいっぱい・・・かわいい❤️#ムーミン展 pic.twitter.com/bDcCoY903I
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) May 17, 2019
「ムーミン展」ウチ担当のグッズ出来ました。フリーカップ3種です。釉薬の加減も程よく、かわいいですよ。L.M.Sとありますが、Little My、Moomin、Snufkinの頭文字で3種同じ大きさです。 pic.twitter.com/hBZ3l9epwA
— 大島依提亜 (@oshimaidea) May 25, 2019
ムーミン展の“展”の文字はムーミンがスキー遊びをしてるイメージ(春だけど) pic.twitter.com/JXnPNVdlPi
— 大島依提亜 (@oshimaidea) December 22, 2018
【ムーミン展グッズ情報 4/24】😀お待たせしました。🎁展覧会限定の新商品を販売開始します。「記念プレート」「マグカップ」「スクエアププレート」「プレート名刺サイズ・ハガキサイズ」「ガラスコップ」「サブレ缶」尚、商品の売行きにより欠品する場合がございますのでご了承ください。#ムーミン展 pic.twitter.com/6NyyLxsAj9
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) April 24, 2019
私が行ったときは、記念プレート、マグカップ、スクエアプレートは売り切れだったようです。
あとは輸入版ポスター、2種類あるうち1種類売り切れていた方も欲しかったし。ベリー系のジャムも欲しかった。とてもしっかりした自立するアクリルスタンドだって、本当は欲しかった。Tシャツも可愛かったなぁ。
「辛い。買いたい。辛い。物欲こわい」と、ぶつぶつ言いながらレジへ。
コラボカフェにも行ってきました
森アーツセンターギャラリーと同じ階にあるCafe THE SUNではムーミン展とのコラボメニューが楽しめます。詳しいメニューは、こちら(PDF)をご覧ください。
カフェも大盛況で、席に座るまで40分ほど待ちました。が、窓際の景色のよいテーブルに座れて嬉しかったです。(なのに、景色の良さを証明する写真は1枚も撮ってきていないという)
オリジナルコースターももらえました。机にもムーミンたちがいて可愛かったです。
ムーミンカフェ・Cafe THE SUN(ムーミン展会場と同フロア)・グランドハイアット東京では、ムーミン展の開催を記念して非売品のオリジナルコースターを配布中💓それぞれGETできる絵柄が違います〜✨
※無くなり次第終了、グランドハイアットとTHE SUNは対象メニューをご注文の方に限ります。 pic.twitter.com/mGq2hdfG84
— ムーミン展 THE ART AND THE STORY 【公式】 (@moomin_art) April 18, 2019
『スナフキンバーガー』です。
抹茶味のトルティーヤでできた帽子。トルティーヤ2枚で帽子ができています。お花は蜂蜜でくっつけられています。
帽子をとると、フィッシュフライバーガーが。ピクルスとトマトの輪切りも入っていました。
ポテトも美味しく、大満足。パエリアも美味しそうだったのですが、バーガー本当に美味しくて大満足(大事なので2回書きました)。
展覧会とは関係がないけれど、私が持っているムーミングッズ
Ekelund
ムーミンの公式ホームページを見ていたら、”エーケルンド(Ekelund)”という文字がでてきました。はて、どこかで見たことがあるような??
箪笥のなかから引っ張り出してきました。
これだ!
何年前かすっかり忘れてしまったのですが。銀座のデパートでムーミングッズがフロア中に溢れていたことがありまして。
確か、かなり大きなムーミンハウスの再現もあったような?
で、そのときあまりの可愛さと色の美しさに購入。
48✕70センチの、本来は縦長の布です。布?
そうそう、どの模様にしようか心底悩んだんでした。
裏側には、引っ掛けて使えるように”織ネーム”が。
どうやら使いこむほどに風合いが増すそうなのですが。もったいなくて、一回も使っていないという。もったいない、もったいないと、しまい込むものがなんと沢山あることか……使われるために生まれてきたのに。ごめんね。だって、もったいないんだもん。
限定ピンバッジ
2017年に松屋で限定発売されたピンバッジ。売上がルーム・トゥ・リードへ寄付されるということもあり4つ購入。
毎年、違うキャラクターが使われているようなのでしばらくムーミンのものはないのかなぁ。
まとめにならないまとめ
ムーミン展へ行く前日は、あまり目を酷使せず。気力と体力と平常心(これは、主にショップで必要??)を満タンにして、お出かけくださいませ。
この規模の展示は、今後すぐにはないかもしれないので。ムーミンが好き、ムーミンが気になるという方々は、ぜひ足を運んでみてください。単なる(というと大変失礼ですが)キャラクターではなく、本当に芸術だな、と個人的には作品を見て思いました。