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映画『ドクター・ドリトル』が楽しくって、子供の頃の自分に教えてあげたくなった話

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

新型コロナウイルスの影響で上映延期になっていた映画『ドクター・ドリトル』。ついに劇場公開!!

さっそく観てきました。

 

 

原作

Wikipediaによりますと

ドリトル先生(ドリトルせんせい、Doctor Dolittleシリーズは、20世紀前半にアメリカ合衆国で活動したイギリス出身の小説家、ヒュー・ロフティングによる児童文学作品のシリーズ。

そう、シリーズなんですよね。

全12冊プラス番外編が2冊だそうです。岩波版には入っていない番外編も角川つばさ文庫で読めるそうです。

日本初公開の『ドリトル先生、パリでロンドンっ子と出会う』という短編だそうです。購入しようかな。

小学校の頃、夢中で読んでいました。獣医さんになりたい!と、ちょろっと思ったものです。でも、痛そうな患者さん(正確には患畜さん?)を見て自分が泣いちゃって何もできなそうな気がしたので、すぐに断念しましたが……。

 

私は岩波版で読んだので、ヒュー・ロフティングさん自身によるイラストのイメージが強く。貫禄のある姿が私のなかでのドリトル先生のイメージ。

ですから、ロバート・ダウニーJrさんがドリトル先生を演じると聞いて、今回の映画では原作とは違うイメージのドリトル先生なんだろうな、楽しみだな、と。

ドリトル先生が、英語の発音では”ドゥーリトル”となるのも映画を見て初めて知りました!!

ドリトル(Dolittle)という姓は本来の英語に即した発音であれば「ドゥーリトル」であるが、日本では大槻憲二が1925年に第2巻『航海記』を雑誌連載した際に、表題を『ドーリットル博士の航海』としている。その後、第1巻『アフリカゆき』を最初に翻訳した井伏鱒二が『文學界』1940年11月号で同作の冒頭部分を「童話 ドリトル先生物語」として紹介した際に「ドゥーリトル」と言う発音が日本語に馴染まず特に子供には発音しづらいことと、だからといって”Dolittle”と言う姓をその由来である”do little”、つまり「わずかな働き」からの意訳で「やぶ先生」とするわけにもいかないことからあえて「ドリトル」という表記を採った経緯について述べている。

Wikipediaより

 

作者が作品を続けたくなくなって打ち切ろうとしたけれど読者たちのラブコール(?)で再開した、という話もWikipediaにのってまして。そういえば、シャーロック・ホームズも作者のコナン・ドイルが同じようなことになってたな、と思い出しました。ホームズシリーズも大好きだったなぁ。

大人になっても、ついついホームズの映画やドラマが気になって見てしまいます。

 

 

ここから先は映画の内容に触れています。未見の方は、ご注意ください!

 

映画の感想

どのキャラクターも楽しくて面白くて、ほろ苦い部分もあり。字幕で見たので、次は吹替版を見たいと思っています。

動物が、まるで、本当に話しているよう!

子供の頃の自分に教えてあげたいです。本当に自然に動物たちが会話するようなドリトル先生の映画が見られるよ!って。きっと信じないとは思いますが。今の技術ってすごいなぁ。

私が子供の頃は脳内で想像(妄想?)するしかなかったことが、ごく自然に再現されちゃうんだもんなぁ。『シンデレラ』見た時もビックリしたんですよね。魔法がとけるシーンが再現されてて。

あぁ、今の世代は想像しなくてもリアルに感じられるんだな、って。それが良いか悪いのか、そもそも良し悪しの問題なのかは分からないのですが。

 

 

一緒に暮らしてみたい!

原作だと、小さな町にある普通の一軒家というイメージだったのですが。映画だと、女王から贈られた庭園(と呼ぶには広大な敷地!)のなかに住んでいて、家の中も小動物用の電車が通っていたり、なかなかに楽しそう。

先生が作るランチをご馳走になりたい。

 

ドクター・ドリトル

最初のアニメーションで、ドリトル先生は最愛の奥様を亡くされたことで獣医さんをも引退してしまった設定ということを知り。ちょっと、切なくなってしまったというのが本音です。あ、楽しみにきたのに、ちょっと、これは……と。

その後、スタビンズ少年との出会い、女王のために秘薬を求める旅に出て……人との関わりも、動物たちの診療も再開するというストーリーになって良かったのですが。ちょっと思いがけない始まりだったので。いや、別に映画にイチャモンつけてる訳じゃないんです。完全に油断していた私が驚きすぎなんですけど、はい。

 

私は子供の頃に映画館で『グーニーズ』とか『グレムリン』とか『インディ・ジョーンズ』シリーズを観て、映画って面白いなぁ楽しいなぁ、って思ったのですが。きっと、『ドクター・ドリトル』もそういう映画になるんじゃないかなぁ、なんて勝手に思ったり。

子供の頃は行ける映画館の数が限られていて、1館で2本の映画を交互に上映するのが主流だったし、インターネットなかったから座席指定なんて夢のまた夢で、自分が見たい回の席を確保するために人気の作品では1時間ぐらい前から通路で順番待ちしたということもあり、すごく映画を見るのは特別な機会で、心躍るもので。

どんな映画か楽しみにしつつ、友達と映画館の廊下で待つ時間も楽しかったし。座席争いに負けて、友達と離れて見ることになったこともあったけど。ははは。

そういう体験をしてたからなのか、こんなに映画が沢山観られる環境になっても、まだ映画館で映画見るのって私にとっては特別なんです…。だから、必死に観ちゃうんです。飲食とかビニールの音とかに、できれば邪魔されず必死に楽しみたいんです。

 

トミー・スタビンズ

原作では靴屋の息子さんですが、今回は叔父さんが猟師で一緒に住んでいる感じなんですかね。獲物はわざと弾をはずすし、蜘蛛まで逃してしまう、と。

リスを傷つけてしまったけれど、それがかえって彼の本当に進みたい道に導いてくれて良かったな、と。ええ、映画ではあるんですけど。ええ、良かったな、と。

 

バッジリー伯爵&ブレア・マッドフライ

今回の悪役コンビですね。
女王を亡き者にして自分が王座につこうとする伯爵、そしてその陰謀に手を貸すも、まさか自分が勝手にライバル視してるドリトル先生が出てくるとは思って無くて長年の恨みを果たそうとするマッドフライ医師。

医師なのに人の命を奪うことに何の良心の呵責も感じてなさそうなマッドフライ。ドリトル先生への恨みも、もとはといえば憧れの気持ちが煮詰まりすぎての憎悪に感じられてしまうという。ドリトル先生も迷惑だろうなぁ、執拗に追っかけられて。大学の同級生っていうから、かなり長いことの腐れ縁なのですね。

最後のシーンで、洞窟のコウモリたちに襲われていたマッドフライ。一体、どんなコウモリ語を喋っちゃったんでしょうね。あそこまで徹底的に大群に襲われるなんて、よっぽど屈辱的な内容だったんだろうなぁ。

 

ラソーリ

娘を奪われ、挙げ句に娘が亡くなってしまったのはドリトル先生のせいだと。でも、ドリトル先生と一緒に忍び込んだスタビンズくんはちゃんと守ってあげるんですよね。自分の海賊一味に加えようとすらしてたし。だから面倒見が良い人ではあるんだろうけれど。

結局は船も貸してくれるし。ボロボロだったけど。

娘を愛するがゆえに、ドリトル先生を完全には憎みきれないという。うう、切ない。

ポリネシア

引きこもりっぱなしの先生を心配し、叱咤激励し。スタビンズ少年の才能を見抜く。すごいぞ、ポリー!

先生のこと、ジョンとか呼べるのポリーしかいなそう。しかも、「おすわり、ジョン」って。

ベッツィ&チュチュ

キリンのベッツィと、キツネのチュチュ。

意外な組み合わせでしたね。この2人、いや、2匹が仲良くなった物語も観てみたいです。3つの森で指名手配される、って一体何があったんだ。

ダブダブ(アヒル)

片足が木だったから、ちょっとビックリしてしまって。あれ、原作の設定でもそうだったっけ?私、すっかり忘れちゃって…と思ったら、それは今作の設定のようですね。一番最後の肖像画では金ピカに光っていたような?!

一番好きなのは、先生が鉗子を欲しがってるのに、セロリ、まだセロリ、ニンジン、セロリ、セロリって。先生、我慢強く対応してて笑ってしまいました。

 

プリンプトン(ダチョウ)

ただでさえ人を乗せて走るのが嫌なのに、先生が太ったからさらに嫌がるダチョウ。頭だけ隠して抵抗するシーンも可愛かった。

航海の途中でシロクマのヨシと友情を結ぶのも好きでした。

ヨシ(シロクマ)

スタビンズ少年には「お利口な犬だね」って言われちゃったシロクマのヨシ。なぜ毛糸の帽子をかぶったり、船の上で日光浴してるかと言えば、冷え性だから、っていう設定が最高。

ジップ(犬)

アイアンマンを演じたロバート・ダウニーJrさんと、スパイダーマンを演じたトム・ホランドさんが、こんなにも早く共演(!)するとは。

途中、スタビンズくんがホランドさんに見えてきてしまったのは私だけだと思いますが。

ジップ、もう少し活躍シーンが欲しかったなぁ犬好きの私としては。でも、まぁ、”境界線を引く”が最高にインパクトのあるシーンだったしな。

 

チーチー(ゴリラ)

臆病だけど、先生がピンチのときには本能で立ち向かってしまうチーチー。偉い。今回の旅で、少しは自信が持てたらいいな。

それにしても先生とチェスができるなんて凄いなぁ。私、チェスとか将棋はまったくルールが覚えられないので。

ドリトル先生、机の上にあった『強いゴリラにする方法』という論文を書いていたのかな?昔、ドラゴンの論文も書いていたと言うし研究熱心なんだなぁ。

ケヴィン(リス)

冒頭、あ、可愛らしいリスが登場した〜!と思ったら取ろうとした木の実が落ちちゃって怒ってる感じで、ん?と思ったら。

「死ぬには美しすぎる」とか、「(スタビンズ少年が)俺をしつこく追ってる」とか、かと思えばシロクマのヨシとダチョウのプリンプトンの友情に涙流したり。忙しいのでした。

 

バリー(トラ)

ラソーリは猫を飼っている、ってトンボのジェームズ言ってたけど。猫じゃなかった。

いや、ドリトル先生に光で遊ばれちゃってるところは完全に猫だったけど。

まさか母親との関係性に悩む偏頭痛持ちのトラがいるとは……。

話の流れ

オープニング

まず驚いたのが、最初はアニメーションだったこと。

途中、実写も混じってきますが。昔々あるところに的な感じがしてとても素敵な入り方だな、と。

ドリトル先生は冒険家のリリーと出会い、2人でいろんな動物たちを救う旅もした。やがてリリーは”エデンの樹”を目指す冒険へ出掛けるといい、すぐに戻ると言ったものの冒険の途中で命を落としてしまう。ポリーに自分の結婚指輪を託したリリー。

悲しみにくれたドリトル先生は、診療所も閉め、ヴィクトリア女王から贈られた庭園に引きこもってしまう。

先生とスタビンズくんの出会い

動物たちと暮らす生活が何年続いたのか…ある日、一人の少年がポリーに導かれて怪我をしたリスを連れ先生の元へと向かう。

途中、シロクマに襲われ、網に引っかかってしまう少年スタビンズ。

そこへ、もうひとりの人間が登場。レディ・ローズは重い病にかかってしまったヴィクトリア女王のためにドリトル先生に診察を頼みに来たのでした。

ゴリラとチェスをしていたドリトル先生。駒は生きてるネズミたちという、なんとも奇妙なチェスですが。

そこへ網に引っかかったスタビンズ少年の存在に気づくドリトル先生。久しぶりの人間に突然会うことになり、動物はおろか、先生も大パニック。死んだふりをしよう、とか、ゴリラのチーチーに人間を追っ払うように頼むのでした。

でも、ゴリラに威嚇されても「素敵、ゴリラだわ!」とか喜んじゃうレディ・ローズ。恐るべし。

でも結局は自称”死ぬには美しすぎる”リスを手術することになり、助手をつとめる動物たちも大わらわ!

先生がチーチーに自分の額の汗を拭いてもらおうと頼んだら、チーチー自分の額の汗を拭いちゃうしね。

手術は大成功。チーチーに肩をもんでもらっちゃう先生。

先生は引きこもるようになってから、お風呂に入るのも、運動するのも、泣いたり笑ったりするのも止めてしまった、と動物たちに指摘されます。

このまま女王の診察もせず、家に引きこもっていれば、いずれこの庭園は没収されてしまう。行き場所がなくなれば、この狩猟時期に大変なことになる。

そうなったらロンドン動物園へ引っ越す!とポリーに言われて、ヴィクトリア女王から終身でこの庭園を貰ってるから大丈夫!と主張する先生。

けれど、終身は、ヴィクトリア女王の終身であって、女王に万が一のことがあったらここはおしまいなのだ、と。

渋々、女王の診察へ行くことを承知する先生。

動物たちによって、身繕いされることに。

なんと、伸び放題の顎髭からはネズミが顔を出す始末!「今、何年?」って、一体何年住んでたんでしょうね?!

身支度を終えた先生は、スタビンズくんに「君は自分の巣穴へ戻れ」とそっけないのでした。

バッキンガム宮殿へ

レディ・ローズとともに馬車で宮殿へ向かう動物たち。シロクマのヨシが、よく馬車に乗れたな、と。

そして先生の乗り物は、なんとダチョウ!先生が身支度した姿を見て「嫌な予感がする」「太ったな」と見抜く勘の鋭いダチョウのプリンプトン。

スタビンズくんは、こっそり馬車の荷物室に身を隠すのでした。

宮殿ではマッドフライ医師が女王を治療中。なんとヒルを使って血流のうんぬん、って、やめてー。

マッドフライが一方的にライバル視してるドリトル先生の登場に驚きます。

ドリトル先生は、まず嗅覚の優れた犬のジップに女王の匂いを嗅ぐよういいます。お尻の匂いだの、花の香と土の香りと、あと初めての匂いを嗅ぎ取ったようです。

ドリトル先生は水泳メガネを装着すると、女王のベッド近くにあった水槽に顔をつっこみ、タコに何か見てないか聞いてみます。「怖くて言えない」と言っていたタコでしたが、女王が薬を飲んだら体調が悪くなったと語るのでした。

先生が水槽から頭を上げると、髪の毛にいたフクロモモンガのミニーがビショ濡れで現れます。髭にはネズミ、髪の毛にはフクロモモンガがいたとは!でも、ミニーは瞬時にモフモフに戻りました。

素晴らしい。

先生はジップに植物図鑑のようなものを見せ、女王が飲んでしまったのは毒性を持つ”ベラドンナ”ということが判明します。

Wikipediaによれば

ベラドンナは西欧で自生する多年草で、最近では北アフリカおよび西アジア、北アメリカの地域で帰化している。自生している場所は山間の日陰などで、湿気が多く、石灰質の肥えた土壌の場所で群生しているのを見ることができる。早春に葉に包まれた新芽を出し、全長は 40cm から 50cm 程度、最高で 5m ほどにもなる。花期は夏ぐらいまでで、くすんだ紫色の花を咲かせる。この花が過ぎた後に緑色の実をつけ、1cm ほどに膨らんで、黒色に熟していく。この実は甘いといわれるが、猛毒を含んでいるため絶対に食してはいけない。

名前は、イタリア語で「美しい女性」を意味する bella donna の読みそのままで、古くには女性が瞳孔を拡大させるための散瞳剤として、この実の抽出物を使用したことに由来する。

おそるべし、毒性があるものを瞳孔を拡大させるために使うだなんて。抽出したら毒性はなくなるのかな。

そして、女王を救うには幻の島にある”エデンの樹”の実が必要だと。

先生は女王を守るために犬のジップを宮殿へ置いていくことに。ジップは早速、「境界線を引く!」と張り切ります。あ、でもジップ君、その境界線は人間には分かりにくいかも、ははは。

そしてドリトル先生は、もう1人、いや、もう一匹を女王の寝室に置いていきました。ターナーの絵の額縁にナナフシを。

出航

ドリトル先生たちと一緒に宮殿へは行けたものの、助手としては認められなかったスタビンズ。家で寝ていると、下の階では叔父さんが「猟師なのに獲物を逃しちゃうなんて、なんて甥っ子だ」とぼやいています。

朝になり、スタビンズの部屋の窓からキリンが首を伸ばし顔をベロベロ舐めて起こしました。ポリーは、スタビンズは特別なものを持っている、といい一緒に航海へ行くよう促します。

キリンのベッツィの背中に乗り船を目指すスタビンズ。ベッツィの頭の上にはキツネのチュチュがいて、指示を出しています。

警察の追っ手を振り切り、なんとか船着き場まで行きますが、なんと船は出港したあとでした!!諦めようとするキツネのチュチュ。しかし、船の進路に橋がかかっていることに気づいたポリーだったかな、ベッツィだったかな。

スタビンズは橋を渡り、工事用のゴンドラで船まで近づこうとしますが途中で止まってしまいます。

スタビンズが船に乗り込もうとしていることに気づいたシロクマのヨシとアヒルのダブダブ。彼には船に乗ってほしいな、と、もうすっかりスタビンズくんファンのようです。

リスのケヴィンは、スタビンズが俺を殺しに来ただの、しつこく追ってるだの、やたらとスタビンズを敵視しつつも。スタビンズくんがゴンドラから船のマストへと飛び移るときに「ジャンプしろ、殺し屋!」ってエール送ってませんでした?!

ポリーに説得され、スタビンズ君も連れていくことにしたドリトル先生。「笑顔でやってね」と言われ、必死に笑顔でスタビンズ君を迎えるのでした。ただし、船室のドアには”人間立入禁止”の貼り紙。

だから、動物たちがスタビンズくんの布団代わりになって彼を温めながら寝てあげるとこ、めっちゃ好きでした。

スタビンズくんは航海中、一生懸命動物たちの声を真似たりして言葉を学んでいくのでした。

妨害

宮殿では、女王に代わって王座につこうとしているバッジリー卿がマッドフライ医師に命令します。

「ドリトルが戻れないようにしろ」

そして軍艦でドリトル先生たちのあとを追ってくるマッドフライ。

先生はクジラを呼び、船を引っ張ってもらう作戦に出ます。「色気ゼロの水着を」といって潜水服を着る先生。クジラの首にハーネスを装着する準備に入ります。

先生の命綱を握るのは臆病なゴリラのチーチー。先生は「恐怖とは…」と恐怖を克服するために必要なことを教えようとしますが、潜水用のヘルメットをかぶってしまったので大切な後半部分が聞こえなくなってしまう、という。

頑張れ、チーチー!

シロクマのヨシと一緒に、クジラの首にハーネス装着することができたものの、先生の命綱を離してしまったチーチー。スタビンズが命綱をなんとか掴むことに成功したものの、結局はロープが……でも先生は無事船へと戻ってきました。

「よく助けてくれた、ありがとう」と。

それからは重要な仕事も手伝わせてくれるようになったドリトル先生。これから盗賊の島へ向かうということを教えてくれます。そこで航海日誌を盗む、と。

 

海賊の島・モンテベルデ

ドリトル先生の奥様・リリーの故郷でもあり、ドリトル先生が指名手配されているモンテベルデ。変装して島へ乗り込む先生とスタビンズくん。

大切に保管されているリリーの航海日誌を盗むため、トンボのジェームズの仲介でアリ軍団に扉の錠前を壊してくれるよう頼みます。

扉は突破できたものの、先には格子があってドリトル先生には通り抜けできないサイズ。そこでスタビンズくんは自分が行ってくる、と。ジェームズと一緒に日誌を目指して進んでいきます。

途中、沢山のトラが昼寝してる場所もありますが、なんとか日誌のもとへ辿り着いたスタビンズ。しかし、結局は海賊王ラソーリに先生とともに捕まってしまうのでした。

ラソーリは牢屋に入れられたスタビンズを外へ出すと、ドリトル先生は牢屋へ残します。

そこへ放たれたのは、ドリトル先生に治療途中でほったらかしにされてしまったトラのバリー。872人殺したというバリー。

先生に猫扱いされちゃうも、でもやっぱりトラはトラ。先生、大ピンチ!

動物たちがポリーの指示で、ドリトル先生奪還に向かいます。

スタビンズくんは混乱のなか、航海日誌を入手すると港にいるドリトル先生へのもとへ駆け寄ります。

が、そこに現れたのはマッドフライ。

航海日誌を横取りした挙げ句、「船に大きな穴を開けて悪いな」と言って先生の船を鎮めるのでした。くーーーー。

ラソーリも現れ、シロクマには村を吹き飛ばされ、ゴリラにトラをボコられ、日誌も奪われた、と。心の底から殺したいと思っているのに、娘への愛がそれを邪魔する。

娘が恋しい、といい、娘ならお前の背中を押しただろうから早く行け、俺が感傷に浸っているうちに、と先生たちを解放してくれるのでした。

なんとかラソーリから船を譲り受け、エデンの樹がある島へと航海を続けるドリトル先生たち一行。

 

伝説の島へ

なんとかマッドフライ医師の妨害にもめげず、ついに島を発見。このときの、ドリトル先生がスタビンズ少年の肩をぎゅーーーってするシーンがとても好きです。1度じゃなくて、2度ぎゅーーーってするところ。すごく好き。

洞窟の中へ入ると、そこでマッドフライに捕らえられてしまう先生たち。

なんと、エデンの樹を管理しているのはドラゴン!そういえば、船の中でマッドフライがドリトル先生の書いたドラゴンについての論文について言ってたもんなー!!

 

ダブダブ怖くて、思わず卵生んじゃうし。

先生は、ドラゴンが病気に悩んでいること、それが伴侶を亡くしたストレスによるものと、過食(??)によるものだと見抜きます。

ドラゴンを横にすると、腸に詰まったバグパイプやら甲冑やらを取り出してあげます。そして、今後は野菜多めにして兵隊を食べてはダメだ、とアドバイス。感謝したドラゴンは先生に実を渡すのでした。

バッキンガム宮殿

いよいよ、女王の症状は悪化。聖職者も呼ばれてしまっています。

そこへ何とか戻ってきたドリトル先生たち。

ナナフシがバッジリー卿のポケットに毒の入った瓶があることを教え、それが証明されます。

女王の口に、なんとか果汁を入れることに成功したスタビンズくん。無事に女王も回復をするのでした。めでたし、めでたし。

一方、島に取り残されたマッドフライ。なんとかコウモリ語でコウモリたちと会話しようとします、が、コウモリたちに襲われてしまうのでした。まぁ、タコとイカを間違えちゃうぐらいですから、あんまり動物のこと好きじゃないんだろうなぁ。

エンドロールでは、正装したドリトル先生や動物たちが肖像画になって登場。この演出も好きでした。

 

パンフレットは情報満載

動物の声を担当した声優さんたちへのインタビューや、原作の魅力、字幕翻訳者の方の文章など読み応えありです。

主題歌も素敵!

映画館をでて、すぐにダウンロードしました。

最後の最後まで楽しい映画を見られると幸せですね。

私、全然シーアさんのこと知らなくて。でも、調べていたら車のCMソングに使われていたり

シーア『Alive』

私の好きな映画『アニー』のサウンドトラックにも何曲か入っていました!

このCD持ってるし!!すごい聞いてたし!!そうか、もう出会っていたのか!!

 

 

ドリトル先生の映画、続編も作られないかなぁ、と思う今日このごろです。

 

 

ABOUT ME
コアラ
館ファン倶楽部の管理をしているコアラです。 週末は映画館か美術館にいることが多いので、家族からは「今日はどこの館(かん)へ行くの?」と聞かれるようになりました。 皆さんのお役に立てるような館情報を提供していけたらなと思っています。

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