映画『神と共に 第一章:罪と罰』の感想というか、妄想を語る第二弾。
一応、メモをしながら見たのですがセリフなどあやふやな部分が多数あることをご了承ください。
第一弾は、こちらです。
Contents
キム・ジャホンさんのルート
今回は、剣樹林の続きからまいります。
場 所 | 出 来 事 |
スタート | 高層住宅の火事現場で殉職 |
初軍門 | 冥界の入口 |
火蕩霊道 | ぐつぐつと煮えたぎるマグマの上に木道が通っている |
殺人地獄 | 殺人に関与していないかを裁かれる(直接だけでなく間接的なことも含む) |
三途の川 | 船で渡るも危険な魚に襲われる |
怠惰地獄 | 人生を無駄にしなかったかを裁かれる。起訴はなく、生前の善き行いを朗読せよとの命令。 |
剣樹林 | 興味本位で木に触ったら最後、刀のついた枝が体に巻き付いてくる。ジャホンは触っていないが……。 |
ウソ地獄 | 生前についたウソを裁かれる |
寒氷峡谷 | 深い氷の谷を抜けるとケーブルカーがある |
不義地獄 | 正義の行いをしなかった者を裁かれる場所だが、ここでの起訴はなし |
天地鏡 | ここも氷の上で寒そう |
裏切り地獄 | 信頼を裏切らなかったかどうかを裁く場所だが、ここも起訴されず |
真空深穴 | 暴力地獄へと続く穴。穴の深さは亡者の犯した罪によって変わる。 |
暴力地獄 | 暴力をふるわなかったかを裁かれる |
千古砂漠 | 天輪砂漠へ向かう広大な砂漠。亡者が恐れるものに襲われる |
天輪地獄 | 親不孝をしていないかを裁かれる |
エピローグ | そして第二章:因と縁へ |
剣樹林
その頃、下界では
下界に降り、怨霊のことを調査するリーダー・カンニム。
主人公ジャホンの自宅で、驚きの一言。「キム・スホン、どこで死んだ?」
するとお線香の光だと思っていたのは、実は怨霊の目で(!)、それが動き出したかと思うとマントのようなものをかぶった暗い影がススス〜と窓の外へ逃げ出していきます。
その映像は、こちら。
この先の戦うシーンがカッコよくて。刀が、まさかのムチにもなるということが分かったり、ザザザーってなんとか持ちこたえるリーダーの後ろ姿とか(略しすぎて、すみません)。
ここで、おじいさんと孫らしき2人組も登場。「冥界の使者が見えるなんて……」とつぶやくおじいさん。孫はおじいちゃんに抱きつき「だから死ぬなんて言わないで」と。パピコのようなものがコロコロっとお孫さんの手から落ちます。
再び、剣樹林
ドクチュンが目をつむっています。そこへ話しかける主人公ジャホン。ヘウォンメクは周囲を見渡して警護をしつつ「起こしちゃだめよ〜」と歌うように言いますが、ジャホンは聞いていません。母の身の上に何か起きたのか心配でならないのです。
何度もジャホンがドクチュンに話しかけるので、ついにヘウォンメクも怒り「ドクチュンは寝てるんじゃない。次の起訴内容を見ているんだから邪魔するな」的なことを言うのです。そうこうしているうちに、またも地獄鬼に囲まれてしまう3人。
さすがにヘウォンメクだけでは太刀打ちできないと思った、その時。怪しげな風と共に現れる人影多数。この登場の仕方が、ライブ始まるときのミュージシャンみたいで妙にカッコいいですよね。背中から光を受け、こちらからは顔が見えないので誰が来たのかは分からないけれど。地獄鬼たちが必死に逃げていく姿を見ると、相当恐ろしい人たちが現れた様子。
鎖の音と共に登場したのが、なんと閻魔大王その人で。ヘウォンメクも驚くとともに閻魔大王にお辞儀するのでした。ジャホンは相手が誰なのか分からず突っ立ってます。「お辞儀しろ!」とヘウォンメクに声をかけられるジャホン。ヘウォンメクは、目上に人にはきっちりと礼を尽くすタイプらしい。いや、リーダーには結構生意気な口もきいてるけど。それは千年も付き合ってるからですかね。
閻魔大王は「すでに死んだのに、なぜ死にたそうな顔をしている」と笑いながらジャホンに声をかけるのでした。……地獄ギャグかな?
そして怨霊が冥界を荒らしていることに触れた閻魔大王。ヘウォンメクはカンニムが下界でその原因を探していることを告げると「早く怨霊を消滅させないと、私が下界へ行くと伝えよ」と。
自分の家族が消滅させられてしまうと知ったジャホンは、驚くべきことに閻魔大王に掴みかかります。「エラソーに、カッコつけて!」とか叫びながら。でも閻魔大王のガードマン?が乱暴にジャホンを引き離すでもなく、ただされるがままになっている閻魔大王がおかしくて、おかしくて。なんだろう、閻魔大王なのに何だかやられっぱなしで可愛いんですけど。ようやくヘウォンメクが閻魔大王からジャホンを引き剥がし、ジャホンの口を抑えながら凄い勢いで謝るのでした。
閻魔大王だから、いざとなれば簡単に人間を振り払えるはずなのに。「まぁ、こいつは地獄のことも、自分のことも知らない身だしな」的な余裕でしょうか。なんだか、優しい閻魔大王。
下界では
その頃、下界にいるカンニムは主人公の弟・スホンが兵役で入隊していた部隊へと潜入。スホンが3日前から脱走していることを知るのです。
スホンが過ごしていた兵舎で、スホンの過去の姿を見るカンニム。どうやら、スホンは面倒見が良くウォン・ドンヨンという一等兵を可愛がっていたことが判明。ふと現実の世界へ戻ったカンニムが窓の外に見たのは、怯えるドンヨンと、その上官であるパク中尉の姿。「夜も眠れない。誰かに見られている気がする」とドンヨンは上官へ訴えます。そこへスホン脱走の件で、調査に来た人がいると中尉に連絡が。
パク中尉が部屋に入ると、なんとカンニムが軍服を来て座っているではありませんか。どうやら、また人間になりすまし真実を探ろうということのようです。
ウソ地獄
閻魔大王に助けられたジャホンとドクチュン、そしてヘウォンメクは無事にウソ地獄へ到着。
驚くべきことに、ここの裁判長は大きな飴を手にした少女でした。裁判の途中で判官が「子どもはウソに苦痛と○○を感じます」という台詞があるので、だから裁判長も子どもという設定なんでしょうか。ウソを見抜きやすい存在ということで。それにしても、苦痛と何だったかしら。2回見たのに、どうしても書き逃しちゃうんですよね。早く日本でもDVD発売にならないかしら。
ここでジャホンは、ウソの手紙を書いたことで訴えられます。書いた相手は、一番最初の殺人地獄で出てきた同僚の娘さん。同僚の葬儀に参列したジャホンは、娘さんがお父さんの葬儀の喪主をつとめている姿を見て、いたたまれなくなったようです。
「まだ少女だから。僕にできるのはそれ(手紙を書くこと)だけ」と。
何年で98通なのか、ちょっと私には分からなかったのですが。お父さんの葬儀をしたにも関わらずお父さんから手紙が届くということに、少女はありえないことと知りつつも、どこか待ってしまっていたというのが切なかったです。これは、誰か別の人が書いていると知りつつも、待ってしまう。そして、どこかその手紙が届くことを待っていた、心の支えにもなっていたんだろうな、と妄想すると。うっ。
それにしても「なんで、あと2通書いて100通にしろよ!馬鹿じゃないのか!」って叫ぶヘウォンメクったら、もう。
その頃、下界では
しばらくパク中尉と会話をしたのち、カンニムは中尉に「どこに埋めた?」。怖い。すべて、まるっとお見通しなんですねカンニムには。怨霊がスホンだったこと、脱走していること、怯えた様子で何かを知っているようなドンヨン。それを聞いているパク中尉の姿から、パク中尉が真相を知っていて、かつ、脱走に見せかけた(死体はどこかに埋めた)と考えたんですね。すごい。頭の回転速い、さすが敏腕弁護士!
このとき、冥界での裁判に負けジャホンの舌が抜かれそうになっていることを知ったカンニムは急いで中尉との会話を打ち切ることにします。「チャンスをやった。舌に気をつけろ」と中尉に警告して。
そして部屋を出るとドクチュンに「今からつなぐ」といい、自分の弁論をドクチュンの口を通して裁判長へ伝えてもらうのです。
この、「今からつなぐ」からの一連のシーンもカッコよくて痺れたなぁ。
ウソ裁判開始
驚くべきことに、ジャホンはウソの手紙を実母にも書いていたことをカンニムは語り始めるのです。ええええー、それ弁論になるの??もう1つ罪を重ねることにならない、大丈夫なの???と心配になる私。
母への手紙は、自分にそっくりな息子と遊んでいて腕を怪我したこと。嫁は”おこげ”を作るのが得意なことなどを書いて送っていた、と。でも実際は、勤務中イノシシに突進されたときに腕を怪我したし、”おこげ”作ってもらうどころか1人でカップラーメンすすってるし、本当は息子も嫁もいないという。母親を安心させるが故の、ウソの手紙。
判官は「そのウソがバレたとき、相手はどんなに失望するだろうか」と問います。カンニムは「人間は挫折を通して成長し、喪失感と同じぐらい成長した」と言い、難病だった母親がジャホンからの手紙で元気を得て回復したこと、父親の死を手紙を通して受け入れ、そして成長していく娘さんの姿を裁判長たちへ見せるのです。
ウソも方便とは言いませんでしたが、ジャホンのウソが相手を陥れるためのウソではなかったことに納得した裁判長は「だから貴人は起訴せず通過させろって言ったのに」とぶつぶつ言いながら無罪を宣告するのでした。
無罪を勝ち取りヘウォンメクとハイタッチしたドクチュンでしたが、その直後にふらふら〜と倒れてしまうのです。そこをすかさずお姫様抱っこして連れ出すヘウォンメク。かっこよすぎなんですけど。私も気絶したい。下界から情報を得て、情報を皆んなに見せるということで力を使いすぎてしまったようです。よく頑張ったね、ドクチュン。
次のシーンでは、明るい森林のなかを歩きながら話すジャホンたち。(無罪判決がでると、剣森林ってこんなにも穏やかな森に変わるんですかね??)
ジャホンのお母さんは”おこげ”を作るのが得意で、子供の頃、よく作ってくれたことをドクチュンに語り始めます。お鍋で作るけど、最近は火の消し忘れでお鍋を何個も焦がしてしまうことを知っていたジャホン。(そのことをお母さんが、自分から手紙を書いてそのことを知らせたのか。それとも、実は弟が連絡を取っていたのか。どうなのかなぁ、そういうところを妄想するのも個人的には好きなんです)
火事になることも心配してか(さすが消防士)、彼は”おこげ”ができる炊飯器を購入し母親へ届けることにしたそうなんです。本当は自分が直接届けようとしたみたいですが、母と弟が楽しそうにしている姿を見ただけで帰ってしまうシーンがありました。きっと、お母さんはこちらを見ている誰かには気づいたんだろうなぁ……。
するとドクチュンが「炊飯器だけですか?」と。「届けたいのは炊飯器だけじゃなくて、その中に入ってる手紙じゃないですか?手紙1つ残っていますよね」と。
本当は自分には嫁も息子もいないことを彼は正直に手紙に書き、炊飯釜のなかへ入れておいたようなんです。そして、いつか届けようと炊飯器と手紙は消防署のロッカーの中に入ったまま。そう、ジャホンが最期に母に伝えたかったのは、この炊飯器のことだったんじゃないでしょうか。いやーん、もう消防署の人たちもちゃんと遺品引き渡すときにロッカーも、ロッカーも見てあげて!!!いや、個人ロッカーじゃないのかなぁ、だから分からなかったのかな、うん、そういうことだったに違いない(と無理やり自分を納得させる)。
そして、手紙の最後には「もう、そろそろ家に帰ります」という一節があったようで。ここのあたりでも泣いちゃったなぁ。あの高層住宅の火事さえなければ、ロープに火がつかなければ、お母さんと少しでも暮らせたのに。でも、あのときに死ぬというのがジャホンの予定だったんだもんなぁ。ふぅ。
ここで、いきなり下界にいるはずのカンニムが現れます。現れるというか、下界と冥界の空間をつないだようです。お母さんは元気だ、ということをジャホンに伝えるカンニム。ジャホンは、弟も元気にしているか?と。するとカンニムは元気にしている、とウソをつきます。ジャホンは喜び、後ろにいた閻魔大王のボディガード?の肩を抱いて喜ぶのです。あの人たち、なんであそこにいたんだろう。
そしてカンニムは、ヘウォンメクとドクチュンだけに本当は弟が怨念であることを告げます。ヘウォンメクは弟が死んだことを何となく分かっていたようですが、ドクチュンは「ウソ地獄の前にウソをついたんですね」と。本当は怨霊が弟であることをカンニムは知っていたにもかかわらず、自分たちに教えてくれなかったことに失望したようです。
ただ、怨霊の正体をジャホンが知っていたら動揺して裁判どころじゃなかったろうし。怨霊の正体を知ったままウソ地獄の裁判長の前にヘウォンメクとドクチュンが立つことで、もしかしたら裁判が不利になってしまうかもしれない。だったら黙っている方が得策だとカンニムは考えたのではないでしょうか。妄想ですけど。なんというか、知らなかっただけでウソはついてない状況で裁判を進めせたかった、と。
そして再びカンニムは下界での調査を続行することを告げるのでした。ヘウォンメクはリーダーがいなくて3日も経ってるのに!と抗議しますが。
下界での調査は続く
カンニムは引き続き怨霊になった弟スホンについて調べ始めます。スホンが最後に深夜の警備をしていたことを知り、当時の状況へと入り込むのです。
大雨のなか、時折雷も光る夜。警備塔と思しきところにスホンとドンヨンがいます。ドンヨンは落ち着きがなく、銃の一部をカチカチと忙しなく動かしています。もう、嫌な予感しかしません。
スホンは「心配するな。除隊しても会いに来るから。何かあったらパク中尉に言うんだぞ」と。どこまでもドンヨンが心配な様子のスホン。するとスホンは「そうではなく、お兄さんが亡くなったことを悲しんでる兵長(スホンのこと)を見るのが辛い」と。どうやらスホンは、人の感情に自分も揺さぶられてしまう様子。それを聞いたスホンは「過去のことで新しい涙を無駄にするな、と兄が言っていた。俺ももう泣かない。お前も泣くな」と。そして、スホンはドンヨンを抱きしめた後に「ほら、しっかり銃を担げ」と。
銃の暴発する音が聞こえ、思わずカンニムは目をそらします。ここのあたりが、カンニムも冷酷ではないんだな、と感じました。いくら裁判のため、怨霊消滅させるためとはいえ、やはり辛い場面もあるんだな、と。
自分が撃たれたことが分からず、「なぜ、こんなに暑いんだ?」と言っていたスホンもようやく自分が撃たれたことに気づき「皆んなに気付かれないようにパク中尉を呼べ」とドンヨンに命令します。このときのドンヨンの演技が、ものすごくて。もう本当にパニックになってしまって、どうしていいか分からないというのがうますぎて、イラっとしてしまいました。早く、中尉を呼んで!!って。ドンヨン役の人、素晴らしい。
寒氷峡谷
ジャホンたちは、左右を高い氷の壁に挟まれた峡谷を歩いています。すると、いきなり峡谷が崩れ落ち始めるのです。なぜ母も弟も元気なのに、怨霊が自分たちを邪魔するのか。いぶかしがるジャホンをなだめつつ、ヘウォンメクはジャホンとドクチュンをケーブルカーへと急いで乗せます。
その頃、カンニムはパク中尉が塔にかけつけてきた場面を見ていました。倒れているスホンを見て唖然とするものの人工呼吸をする中尉。そのとき、カンニムは見てしまうのです。スホンの指が動いたのを。でも、中尉は気づかずスホンを埋めようと決意します。「来月、大尉に昇進なんだ。運ぼう」と。
スホンの指が動くのを見て、カンニムは自分の過去の記憶が蘇ります。武将のような格好をしたカンニムの視線の先には、死体の山に埋もれて手だけが動く誰か。そこでカンニムは気を失ってしまったのか、ジャホンたちを乗せたケーブルカーも止まってしまうのです。下界で何かあったことを察するかのようにヘウォンメクが「リーダー!」と叫びます。
不義地獄
不義地獄での訴状はないため、ジャホンは地獄についての説明をドクチュンから受けるだけにとどまります。
これから通過する不義地獄は、正義を行わなかった者、人を助けなかった者を氷漬けにしてしまうというのです。一番最悪なのは時効が切れてから冥界にきた者たち。罪を隠した時間が長いほど冥界でドラマチックなことが起きる、と。冥界には時効という概念がないというのです。これは、ちょっと救われました。ちょっと、って変ですけど。常々、時効ってどうなんだろうと思っていたので。もちろん、捜査を続ける方たちは大変ですが、ですが、自分が被害者の側だったらそんな逃げは許せない気がして。
ケーブルカーに乗って、ジャホンは弟の話を切り出しました。小さい頃に、弟がケーブルカーに乗りたがってお母さんを困らせたというのです。お金に苦労していた家族ですから、ケーブルカーに乗る余裕がなかったんだと思われます。するとドクチュンが「私たちには記憶がないから羨ましい」と。ヘウォンメクは、止めようとしますがドクチュンは話を続けます。「自分がどこで、どう死んだか記憶がないんです。だから記憶が欲しいんです。亡者の方から話を聞いていると、どんなに辛い記憶も冥界に来れば綺麗な思い出になっている」と。
そう、ヘウォンメクとドクチュンには過去の記憶がなく。リーダーのカンニムには記憶がある、という不思議。
ドクチュンはケーブルカーの眼下に広がる雪原を見ながら「この景色も綺麗に見える」と言うと、今まで堪えていたヘウォンメクの怒りが爆発。ここは地獄で、それがきれいに見えるのか!と。それだけならまだしも、ジャホンの弟が怨霊になったこともバラしてしまうのです。ああ、と絶望の表情を浮かべるドクチュン。
すると、ガクンとケーブルカーが止まってしまいます。支えている金具が切れ、ケーブルカーは大きく傾いてしまうのです。ずり落ちるドクチュンの手を、辛うじてヘウォンメクが繋ぎ止めます。「下界に首を突っ込んだら駄目だ」と言いながら。いや、そうだけど、自分が怒りに乗じて怨霊の話をしちゃったから……。
もう1つの金具も切れそうになり、もうケーブルカーも落下寸前になったその時。ジャホンがロープを使い、落ちそうになっているヘウォンメクのところまで下がるのです。「母の側に誰もいないから、僕が行きます」と。転生には特に固執していないジャホンが、初めて転生に前向きになった瞬間でした。
下界では
下界では、母親にスホンが脱走したこと告げられます。ショックを受けている様子のお母さんを見ているカンニム。
その頃、パク中尉はドンヨンを呼び出し休暇を取れと迫っています。お金も入れておいたから、遊んでこい、と。怯える様子のドンヨン。その様子を、怨霊になったスホンも見ています。
天地鏡
裏切り地獄へと続く天地鏡を通過中のジャホン。次の裏切り地獄でも訴状がないため、説明だけ受けます。
裏切り地獄
裁判長の宋帝大王という女性は、ものすごく美しいんだそうです。そして、美しい裏切り、例えば正義のためとかの裏切りであれば許されるそうです。でも罪人は鏡に閉じ込められ、砕かれてしまうという。でも、苦痛もなければ、永遠性もなさそうだし。むしろ、ここなら今までの罪人よりも、いや、そもそも、裏切らなければここへ来ることもないんだから。などと、つい自分はどの地獄で裁かれるかを考えてしまったり。
下界では
行くところもなく、仕方なくディスコへ行き(いまは、クラブというのかしら??)酒を飲んで酔っ払うドンヨン。それを見ながら首を振るカンニム。ふと天井に目を向ければ、ドンヨンの頭上にある大きなミラーボールが動いています。そこには怨霊となったスホンの姿が。そして始まる追跡劇。
なんとかビルに怨霊を括り付けることができたカンニム。でも自分の信頼と希望を奪ったドンヨンとパク中尉を許せないと怨霊のスホンは怒りをカンニムへ向けるのです。でも、このままだと兄の裁判がスムーズに進まないとカンニムが諭すと家出をしたまま15年も帰ってこない兄のことなぞ知るか、と。そして、縛られていた縄を自分の力で突破してどこかへと消えてしまうのでした。
え。あんなに母と弟のことを心配して、自分が倒れるほどに働いて仕送りしてるのに、そうかそうだったんだ、と。
その間に、ドンヨンはパク中尉の家を訪れます。そこには妊娠中のお嫁さんの姿も。「お前が殺したんだ。俺を巻き込まないでくれ」と半ば恐喝気味の中尉。中尉にも拒絶され、ますます行き場を失ったドンヨンは、スホンの実家へと足を向けるのでした。
母親には何も言えないスホンでしたが、意を決したように何かをスホンの実家の中に投げ入れると、酔っ払って真っ直ぐ走れないながらも急いで逃げます。
紙を拾い上げた母親は、それが地図であり、一箇所マークされた部分があるのを確認したのでした。
真空深穴
目の前に大きな大きな穴が開いています。穴の中には、大きな大きな岩も漂っています。ぶつかったら痛そうです。その縁で佇むジャホン。ここは、次の暴力地獄へと続く真空深穴。
ここを飛び降りろ、とこともなげに言うヘウォンメク。この穴の深さは亡者の犯した罪の重さによって変わってくるらしいのです。貴人のジャホンならば、すぐ地面に到着するだろうから、心配するな、とジャホンを突き飛ばすヘウォンメク。ドクチュンには、次の起訴内容を穴に落ちつつ見るよう言って、自分も穴へ飛び込みます。ドクチュンも目をつぶり、意を決してダイブ。あれですかね、目を開けたままだと怖いだろうから、起訴内容見ていれば別に怖くないだろうという、ヘウォンメクの優しみでしょうか。
下界では
兵舎に戻ってきたドンヨンは制服に着替え、倉庫のようなところで首をつる準備をしています。スホンが自分のために作ってくれた歌を口ずさみながら。
そのを図るドンヨンを遠くから見ているカンニム。すると「あのバカを助けてくれ」とスホンがカンニムに助けを求めてきます。自分は怨霊で、直接ドンヨンを助けられないから。するとカンニムは「下界には介入できない」と。そう、冥界のルールでは下界には介入してはいけないルールがあるそうなんです。
もう逃げないし、どんなことも聞くと言って涙を流すスホン。その姿を見て、ドンヨンのロープを切って助けるのでした。救急車まで呼んであげるアフターサービス万全ぶり。でも、スホンが頼んでくれたから堂々と?助けられたわけで。スホンがいなくても、ドンヨンを助けてそうだなぁカンニムは。結構、ちょいちょい、下界に干渉してそうな気がしちゃうんですよねぇ。
その頃、真空深穴にいる3人は大変な目にあっていました。すぐ地面に到着するどころか、どんどん深く、そして大きな石にもガンガン当たられそうになっています。そう、カンニムが下界で介入したから、自分たちもとばっちりをくらっていると見抜くヘウォンメク。底へ落ちながらもあちこちの石に飛び乗り、なんとかジャホンたちに石がぶつからないように進路を開けています。
再び、倉庫。ドンヨンに自分の言葉を伝えて欲しいというスホン。でも、それがタメ口でのお願いだったため、若造のくせに、と怒るカンニム。ちゃんと礼儀正しくお願いしたので、ドンヨンに言葉を伝えるカンニム。でもカンニムに「スホンだ」と言われたって、ドンヨンだって首を傾げたくなりますよね。ほらみろ、納得しねえじゃないかみたいな顔でスホンを見るカンニム。
するとスホンは、自分がドンヨンのために作った歌を歌いだすのです。そして、カンニムに歌え、と合図を送ります。えーーみたいな顔をしつつ嫌がりつつも、結局歌うカンニム。やっぱり優しいよなぁ。一緒に口ずさむドンヨン。どうやら、この知らないおじさんはスホンもしくはスホンの言葉を伝えに来たと信じてくれたようです。最後に「過去の悲しみに新しい涙を無駄にしないと約束して欲しい」とスホンはカンニム経由でドンヨンに告げるのです。
おとなしくスホンが捕まったことで、なんとか底に到着した3人。喜びもつかの間、起訴内容を見ていたドクチュンの「次の裁判には被害者がいます」という衝撃のセリフが。
暴力地獄
大小の石が組み上がって人のような形になり、2人の人間が小競り合いをしてる様子が再現されています。どうやら、殴っている方がジャホン、殴られているのは弟のスホン。しかも、これは15年前の兄弟の姿であり当時スホンは栄養失調の状態だった、と告げる判官。これは逃れようがない、罪が確定するに違いないと喜ぶ判官2人。
「兄は弟に許しを請うたのか?」と聞く裁判長。しかし兄ジャホンは許しも請わず、そのまま家出をしてしまったようなのです。「これは最後の審判と関係がある」と謎の発言をする裁判長。どう弁論すべきか分からず、ヘウォンメクは思わず下界にいるカンニムを呼びます。カンニムは「次の天倫地獄と合算処罰するように!」とドクチュンに命じるのです。合算処罰と聞き、え??という顔をするヘウォンメク。
合算処罰というのは、今回の場合でいうと暴力地獄と天倫地獄の裁判をまとめて暴力地獄でする、と。そしてもし裁判に負けた場合は、罪人の刑は加算され、かつ、弁護を担当した使者たちの資格も剥奪されるというかなり分の悪いもの。だから、ヘウォンメクは嫌がったのですね。なんで、自分まで巻き込まれちゃうのかと。判官も合算処罰という判断をしたことに驚きますが、使者たちがそういうならばと半笑いでオッケーをだすのです。
でも、ここでドクチュンはちゃんとカンニムの言うことを素直にきくんですよねぇ。いい子だなぁ。と同時に、すごくカンニムを信頼しているんだな、と。「俺たちは繋がっている」というカンニムのセリフは、よくも悪くも一蓮托生というところなんですね。ほらほら、ヘウォンメクも大人しくいうこと聞きなさい。
千古砂漠
天倫地獄へと通じる広大な砂漠を歩く三人組。
突然ドクチュンが「あのとき、お母さんを殺そうとしたんですか?」と。そう、ジャホンが弟をあれほど殴る前に、実はジャホンは枕で母親を窒息死させようとしていたのがドクチュンには見えてしまったようなのです。
弟も、それは覚えているようで。ある晩、目が覚めると兄が何かをためらっていた、と。母の上に枕をかまえ、じっとしている兄。枕で何をする気だと、止めようとする弟。でも弟は、兄にそんなことできるはずはなかった、とカンニムに語る場面がでてきます。
ドクチュンの問いかけに、「いいえ、全員です」と答えるジャホン。ジャホンは母親を窒息死させ、弟にはあらかじめ集めておいた睡眠薬を飲ませ、そして自らも死のうとしていたというのです。「僕たちには希望がなかったから」。
もう涙が止まらなくなってしまいました。そこまで追い詰められいたんだねジャホン。
そして、家族を殺そうとしてしまった罪悪感から家を出たジャホンは、母と弟をなんとしてでも幸せにしようと必死で働き消防士、そして諸々のアルバイトをしたようなのです。それでも、会いたいという気持ちがあり。そんな時にはウソの手紙を母へ書くことで自分を抑えていたそうなんです。
下界では
母親は誰かが投げ込んだ地図に記された場所が、息子スホンの所属していた部隊だと知り「自分の息子は脱走するような子ではない」などと書いたプラカードを下げ、何度も何度も部隊を訪れているようです。ここにはいませんから、と困り顔の兵士たちで門前払いしようとします。
兵士たちと押し問答するうち偶然にも扉のなかへ入ることができました。運動場にはパク中尉たちがいて、中尉は母親へ近寄り「息子は脱走したんだ、帰ってくれ」と。それでもすがってくる母親を突き飛ばす中尉。その光景を、カンニムとスホンが目撃していました。お母さんにはお母さんの人生がある、と諭すカンニムの言葉も虚しく、再び怨霊と化すスホン。巨大な渦巻きを引き起こし、執拗に中尉を追いかけます。なんとか中尉を殺させまいと(まぁ、本当は中尉の命よりもスホンそしてジャホンを守りたいという気持ちが優先なんだろうと私は感じたんですが)「ヘウォンメク!」と叫ぶのです。
事態に気づいたヘウォンメクは、即座に下界へ。何が起きているのか瞬時に察し中尉を救い出すのです。
つまり。下界にて使者2人が盛大に干渉したわけで。当然、冥界ではおしおきだべ〜とばかりにジャホンが砂地獄へと引きずり込まれてしまいます。一生懸命に救い出そうとするドクチュン。でもか弱いドクチュンに助け出せるわけもなく、砂の下へと消えてしまうジャホン。ああ、泣かないでドクチュン。
ふと上空をみる怨霊の目に、兄が砂に引きずり込まれる様子が。自分のしていることが、兄の裁判を邪魔していると実感できたようです。中尉への攻撃をやめ、大人しくなるスホン。
すると冥界の砂の中から、ずずずずーと天倫地獄が登場。我々がいる上空に冥界があるんですね。なんだか、我々の足元というか地下深くにありそうな気がしてたんですが。この映画だと、我々の上空に冥界があって。しかも、我々が空と認識している部分が冥界でも空になるという。冥界と下界は、空を起点として上下逆さまな位置関係なんだな、と。
天倫地獄
いよいよ最後の裁判が始まります。しかし、始まると同時に、閻魔大王が有罪判決を出そうとするのです。必死に抵抗するドクチュン。「ドクチュン黙れ!」と閻魔大王に言われても、必死にくらいつきます。ドクチュンをいじめるなんて!ドクチュンの話を聞いて!!
「閻魔大王はご存じないですよね、お母さんを殺そうとまで追い詰められてしまったことを」と訴えるドクチュン。
すると閻魔大王が「知らないのは、お前たちの方だ!」と。
裁判所の中央にある砂場のようなところに、人の姿が浮かび上がってきます。どうやら、15年前のあの夜の光景を再現するようです。
枕を手にするジャホン。ジャホンからは枕で見えませんでしたが、実はお母さんは起きていたのです。そっと涙を流すお母さん。自分さえ死ねば子どもたちは楽になると思って、この状況を受け入れようとしていたようです。そこから先は、私たちも知っての通り弟が起きてきて兄を止めることになる訳ですが。
衝撃でした。そういう展開!!こういう展開!!さすが閻魔大王、すべてお見通し!!!
もちろん衝撃を受けたのは観客の私たちだけでなく、ジャホンもそうでして。愕然としつつ、でも叫ぶのです「罰を受けます」と。自分はなんてことをしようとしていたのかと。母親への申し訳なさにいたたまれないジャホン。
「謝る機会を15年も設けてやったのに」と、悔しがる閻魔大王。ど、どうしたんです、なぜそんなに肩入れするんです?というか、温情みあふれてる閻魔大王。
その時、また砂が動き出すのです。
今度は閻魔大王ではなく、どうやらスホンの現夢が砂で表現されようとしていると。人は死ぬと、1度だけ誰かの夢に現れることができる、というのが冥界の掟だそうで。それをスホンは、ここぞとばかりに発動。
最高裁判所の裁判官になった、とスホンは母親の夢へ現れるのです。自分の部下だ、といって裁判所の服を着たカンニムとヘウォンメクも部屋の入口に立たせます。ヘウォンメクは袖が長いのが不服なようですが。
念願の裁判官になり、自分は天の国で裁判を担当することになった。だから、もう自分がいた兵舎に来てはいけない、と諭すのです。分かった、と頷く母親。
そして、昔は大変だったよなぁ。覚えてるか、兄貴が母さんと自分を殺そうとしてー、みたいに。
するとお母さんが「私の息子」と話し始めました。これに驚いた判官の1人が「喋ってる!」と。もう1人の判官に「夢だから」とツッコミ入れられてました。そうか、そうだ、夢だからか。でも、お母さんは、ずっと、ずーーーーっとそうやって子どもたちに声をかけ続けて来たんだろうなぁ。聞こえないのは分かっていても、いろんな言葉をかけ続けてきたんだろうな、と妄想して泣く私。
初めて母の声を聞けた、とジャホンも驚いています。
自分のせいで申し訳なかった、と詫びるお母さん。一生懸命泣くまいとするヘウォンメクは、まるで私のようでした。弟は、必死にお兄さんを弁護したんですね。もう自分は兄を許している、と。そしてお母さんも必死に息子たちを弁護している。理由は分かっていないけれど、でも全部は自分が悪いんであって(いや、そんなことはないんだけれど)息子たちに罪はない、と。
その姿を見て、すでに下界で許されている人間を裁く必要はない、生まれ変わりを命じると閻魔大王が判決を下し、めでたし、めでたし。あれだ、絶対あとで閻魔大王も泣いてたと思う。
きっちり90度にお辞儀をして、ドクチュンにお礼をいうジャホン。光りに包まれて転生していきました。そして、ドクチュンのサムズアップ。良かったね、良かったね、ドクチュン。
エピローグ
まだ下界にいるカンニムとヘウォンメク。ヘウォンメクは、この状況をどうするんですか的にカンニムに噛み付いています。
「お前は、どうでもいいときは来るくせに」と文句を言い始めるカンニム。「それは、あなたが呼んだからですよ!」と言われ驚くカンニム。そして、ふと思い出すのです。
スホンの亡骸を掘り出しているときに、突然呼んでもいないのにヘウォンメクが現れたときのことを。そう、彼は呼んでもいないのになぜその場に……カンニムは合点がいきました、あれはヘウォンメクに変装した閻魔大王自身だったのだ、と。
あまりにも怨霊が冥界を荒らすため、実際に閻魔大王が下界へおりたようなのです。ただし自分自身の姿だとカンニムのメンツを潰してしまうからなのか、ヘウォンメクに変装して。うぷぷ。そうか、閻魔大王に刀を向けていたとは知らなかったカンニム、ちょっと事実が分かって冷や汗かいた、かな??
そして、カンニムの手によって無事お母さんの手に”おこげ”ができる炊飯器が届けられるのです。中に入っていた手紙を嬉しそうに読むお母さん。お母さんも、本当はどこか息子のウソを分かっていたのかもしれません。
そしてカンニムは、なぜこれだけ自分が下界に干渉したのに閻魔大王は警告を発しないのか?と訝るのです。確かに、まぁ、ヘウォンメクに変装して、一応警告には来てたと思うけど。面と向かっては叱られてないな、と。
そして、今度はスホンを弁護して転生させることで俺たちも千年ぶりに転生する!と意気込むカンニム。その手には、貴人と書かれた札が。ジャホンが19年ぶりの貴人だったのに、すぐさま貴人が現れ、しかも元・怨霊なのに貴人ということに驚くヘウォンメク。
しかも、スホンの裁判をしてもらえるよう閻魔大王に直談判するというのです。そして渋々ヘウォンメクもカンニムに従い、冥界へと戻るのでした。
まとめにならないまとめ
異世界の人が、地球(今回は下界)に来る。
マントをはためかせ、美しく戦う。
武器がカッコいいし、衣装を瞬時に変えられたり、瞬時に移動できたり、魔法使いっぽい。
普段はチャラチャラ、へらへらしてる感じのヘウォンメクだけど、やるときはやるし、何しろドクチュン命。ドクチュンとヘウォンメクとの身長差も可愛い。ましてや、カンニムと三人で並んじゃったりすると、もう保護者感マックス。
これだけ私の好きな要素が重なった映画とは思わず、本当に観て良かったと思いました。そして、なんとなく冥界の皆さんが、というか、閻魔大王が温かい。すごく温かい。地獄のセットや大王たちの衣装、役柄も好き。
貴人札がでて、もう裁判は楽勝と思いきや、最初から殺人を疑われ。同僚の娘さんの話がでてきたときは、良かれと思ってしたことも裁判の対象になってしまうんだな、という意外性。あと母と弟への想いと、母から息子たちへの想い、弟から兄への想いに泣きました。
そして残された数々の謎。なぜ、カンニムはスホンの裁判にこだわるのか。なぜ、カンニムに記憶はあるのに他の2人の使者にはないのか。俺たちは繋がっている、というカンニムがドクチュンに言った言葉の意味は?
これ、第二章が気にならない人がいるんでしょうか。いるか、この広い世の中、そういう人もいるか。でも、私は第一章のエンドロールを観ている途中で、もう1回いつ観ようと考えていたし、なんなら、すぐに第一章を観ても大丈夫、と思ったぐらいで。2日後には、第一章と第二章を観ることができました。
なるほど、なるほど、なるほど。ああ、もう1回第二章が観たいし、どうせならもう一回ずつ第一章と第二章を観たいと思ってみたり。DVDとブルーレイになるかなぁ、なって欲しいなぁ。
ほんと、あの使者3人のキャラクター設定が最高だった。この千年に、どんな裁判をやってきたか映画化は難しいかもしれないので、15分ずつぐらいのドラマとかで見せて欲しいぐらいです。初めて受け持ったのは、どんな裁判だったのか。ヘウォンメクは、どんなことをやらかしてきたのか。ドクチュンは、そんなヘウォンメクをどう見てきたのか。カンニムは何百回ヘウォンメクを叱ってきたんだろうか、などなど妄想が止まらない今日このごろです。