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ロマンティック・ロシア展で購入した絵はがきとチョコレート

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催された【ロマンティック・ロシア展】。

この展覧会の開催を知る、ほんの少し前に中野京子さんの本を購入したばかりだったので勝手に運命を感じ(?)見に行くのを楽しみにしていました。

ところが、なかなか行けず。行けたのは閉幕1日前。大盛況でございました。

 

購入したグッズ

絵はがき

ロマンティック・ロシア展で購入した絵はがき
イワン・シーシキン『正午、モスクワ郊外』
シーシキンのファンになりました。まるで写真のような、といったら叱られそうですが美しい風景画の数々にうっとり。

ロマンティック・ロシア展で購入した絵はがき
イサーク・レヴィタン『春、大水』
展示室の最初の方にあって、この水の表現が素晴らしくて「あぁ、この展覧会はじっくり見る作品が多そうだなぁ」と勝手に思いました。

ロマンティック・ロシア展で購入した絵はがき
イワン・アイヴァゾフスキー『嵐の海』
雲間に見える山々も、光が一角だけさした波の透き通る感じ、その神々しいまでの光景と対比するように振り落とされまいと必死に船につかまる人々。自然の厳しさと、そこにいる人々には申し訳ないけれど自然の美しさに見入ってしまいました。

ロマンティック・ロシア展で購入した絵はがき
イワン・クラムスコイ『忘れえぬ女(ひと)』

イワンというお名前は多いのでしょうか、ざっと展覧会の展示品リストを見ただけでも5人ぐらいはいらしたような。ま、それはさておき。
会えました、会えました。この表情は忘れられないなぁ。誰がモデルなのか、小説のヒロインなのか、それとも違うのか。答えがでていないというのも、さらにミステリアス。
筆先から、この女性が生まれてくる様子を定点カメラの映像で見ることができたなら、と思わずにいられませんでした。
二次元なのに、この迫力と存在感。本当に絵なんだろうか?と、しばし見惚れておりました。

チョコレート

ロシアのチョコレート”アリョンカ”
ロシアで有名な”アリョンカ”のチョコレートです。
これはプレーンな板チョコですが、ロシアではヘーゼルナッツやアーモンドが入ったバージョンや、ウエハース、形が丸っこいバージョンなどなどあるようです。

2017年に森アーツセンターギャラリーで開催された【大エルミタージュ展】のショップで初めて見かけて購入し、美味しかったのと、懐かしさ?で再度購入しました。目が合いそうで、目が合わないお目々ぱっちりアリョンカちゃん。

ちょこっと感想

どの風景もどの人物も美しく、光も美しく、室内(美術館)にいるのにまるで自分もその風景のなかにいるかのように感じる作品の数々に驚くばかりでした。
春の光の美しさ、日暮れ前の光の美しさ、そして月光の美しさ。光の捉え方が、どれも美しかったというのが印象的でした。
そして全部の作品でありませんが、どうしたらそんなに写実的に描けるんだろう!という驚嘆しかなくて。特に風景画のイワン・シーシキンの作品が個人的には大好きでした。

今まで、これほどまとまってロシアの画家の作品を見たことがなかったのでトレチャコフ美術館の関係者の方々、日本の関係者の方々、ありがとうございます!とても眼福でした。

トレチャコフ美術館は、パーヴェル・トレチャコフ氏が自身のコレクションを自宅の庭に建てたギャラリーで展示するところから始まったそうです。そして40年にわたって築いたコレクションに、彼の弟さんのコレクションを加えてモスクワ市へ寄贈したそうで。自分が紡績業で大層裕福になったからといって自分だけ愉しむのではなく、一般にも開放していたというその心がけが素晴らしいなぁ、と。しかも寄贈したことでコレクションは散逸をのがれ、日本に居ながらにして私が見られた訳で。トレチャコフさんありがとうございます。現在では約20万点にものぼるコレクションがあるとか。今回展示されたのは72点。つまり、今回展示された2778倍の作品が!!!もう、保管場所だけでも膨大に必要そうですよね。

去年の【至上の印象派展】はスイスのエミール・ゲオルク・ビュールレ氏のコレクションだったし、三菱一号館美術館で開催中の【フィリップス・コレクション展】もアメリカのダンカン・フィリップス氏のコレクションが紹介されていて。1人の人がそのひと自身の審美眼で選びぬいたコレクションを見るのもなかなかに面白いものだなぁと思いました。展覧会というと作品がメインというイメージが強かったのですが、1つのコレクションとしての側面も加わるとまた別の見かたもできるのだなと思いました。

 

ABOUT ME
コアラ
館ファン倶楽部の管理をしているコアラです。 週末は映画館か美術館にいることが多いので、家族からは「今日はどこの館(かん)へ行くの?」と聞かれるようになりました。 皆さんのお役に立てるような館情報を提供していけたらなと思っています。

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