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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想②

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82年生まれ、キム・ジヨン(吹替版)

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想・第2弾です。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想①

話の流れ

ヘスの会社

ジヨンからヘスに電話がかかってきました。チーム長の電話番号は以前のままか?と聞かれたので、チーム長と代わろうとするも断るジヨン。

あとで話そうと電話を切るヘス。

隣りに座っている女性が、電話で誰かに呼び出されたようで慌ただしくどこかへと消えていくのを不思議そうに見つめます。

 

呼び出された女性は、男性から3階のトイレへ行くなと言われています。理由を教えて欲しいというと、言いにくそうにしている男性。

その女性が席に戻ってくると、同僚の女性からナプキンがないかと尋ねられました。渡しながら3階のトイレは故障している、という女性。しかしさっきは何でも無かった、と3階へ行こうとする同僚の女性。

異変に気づいたヘスは、女性2人と一緒に3階のトイレへ。

3つある個室の一番奥に盗撮カメラが仕掛けられているのを発見。

喫茶店

ジヨンとヘス、あともうひとり女性が会っています。

この女性は、ミジョンですかね?チーム長が立ち上げる会社に移籍予定の。(映画の後半を見てみると、そのようです)

警備員が盗撮していたこと、オ課長がネットで写真を撮影していたのに通報せず男性社員とシェアしていたことが分かったようです。

オ課長って、さっき女性に3階のトイレへ行くなといった人なのかな。もしくは、シェアしていた相手なのかもしれませんね。

ミジョンは3階のトイレをよく使っていたようで、警察で写真を確認するのが恐ろしいと言っています。だよねぇ、犯罪を裏付けるために自分が辱めを受けるなんて……。

「おぞましいわ」というジヨン。本当に、その言葉に尽きます。

これからはトイレに行ったら必ず確認すべきだ、急いでいる時は…おまる?というミジョンに、どうやって持ち運ぶのツッコミをいれるヘス。

ミジョンが、ジヨンの子供・アヨンのオムツが余っていないか?と聞いたものだから3人で笑ってしまうものの、次の瞬間には深い溜息をつき、頭を抱えるのでした。

やるせない。見ていて、やるせない。

バス停

バス停のベンチに座っている女性がスカーフをしているのを見て、昔のことを思い出すジヨン。

回想:高校生のとき

男子高校生にピッタリと後ろに立たれているジヨン。

座っていた女性が、顔色が悪いから席を代わろうか?と言ってくれますが断ります。しかし、男子高校生に見られないように指で電話のハンドサインをするジヨン。

借りた携帯で父親にメッセージを送信。

”お父さん、ジヨンよ。停留所まで急いで来て”

目的地に到着しバスを下りたジヨン。一緒に例の男子高校生も下りて来ました。しかし停留所に父親の姿はありませんでいた。

「おい!呼んでるのに無視するな」という男子高校生。

するとバスが急停車をし、先ほどの電話を貸してくれた女性が下りてきます。

「お嬢さん、待って!忘れ物よ!」と自分の首からはずしたスカーフをかかげて走ってきてくれました。

「ふざけやがって」という捨て台詞を残し去っていく男子高校生。

怖さにしゃがみこむジヨンを、優しく女性が抱きしめてくれました。

そこへ父親到着。

帰り道、遠くの塾ではなく近くの塾へ通うようにいう父親。

そして「服装に気をつけろ。スカートが短い。誰にでも笑顔を見せるな」という父親に「笑顔を見せた覚えはない」と怒るジヨン。

「”覚えはない”?常に意識しないとダメだ。危険は避けないと。危険な目に遭うのは本人の不注意のせいだ。いいな?」

なんでだよ、痴漢するほうが犯罪者なのに!これは、私自身も親から言われていました。「犯罪に手を染める方も悪いけれど、被害者にも原因はある」という感じで。

もう、本当にこの作品は前も書いたけれど、女性ならば結構な確率で(あぁ、こういうことあったなぁ)とか(見たことあるなぁ)という実体験を思い出すのではないかと思います。

嫌なことだし、無事に過ぎたから思い出したくもなくて蓋をしているけれど。それに塩を擦り込まれるような、そんな感覚。だから、男性が見たらどう思うのかな、と。こういう実体験をすることは男性側では、女性に比べるとごく少数なのではないかな、と。

服装は関係なく痴漢はされるし、時間帯も関係ないし、容姿関係ないし(ただ文句を言えなさそうだ、とかは見ている気はします)。被害者なのに、さも女性側が誘っているようなことを言われるのは本当にうんざり。

しかも子供の頃だけでなく、大人になってもいつ性犯罪に巻き込まれるかわからない。本当におぞましいし、疎ましい。

バス停

高校生時代のことを思い出し、気分が悪くなるジヨン。

ベンチに座っていた女性が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。「はい」と答えるジヨン。

ジヨンの家

夜、デヒョンが目を覚ますとジヨンが窓際に立っていました。

恐る恐る「ジヨンだよな?」と声をかけるデヒョンに「何を言ってるの?」と不思議そうなジヨン。黙ってジヨンを抱きしめるデヒョン。

「どうしたの?大丈夫」というデヒョン。

母親を迎えに来たデヒョン。

なぜ突然帰ってしまったのか理解できない、と怒っている母親。

デヒョンはジヨンが病気であることを母親に打ち明けました。そんな病気があるのか、と驚く母親。

「まさかこんなことになるなんて。なぜジヨンは…」と言いかけたものの止めました。

そしてジヨンへ電話をするとソウルに用事があったけれど、もう帰ること。かかりつけの漢方医は腕がいいから漢方薬を送ると言って電話を切りました。

「子育てが忙しくても、きちんと食べなさい」が、唯一優しい言葉に聞こえました。

地下鉄

デヒョンは会社の研修でお休みなのに出かけるようです。

ジヨンにはタクシーで実家へ帰るよういいましたが、結局は地下鉄に乗るジヨン。

アヨンのおむつを替えるためトイレへ行き、自分も用を足そうとしますが……例の盗撮事件を思い出して実家まで我慢することに。

ジヨンの実家

トイレを済ませると疲れもあり横になると眠ってしまうジヨン。

 

回想:子供の頃の夏

洗濯物を畳む母親の横で宿題をしているジヨン。

母親はジヨンのノートを覗き込むと、先生の字が綺麗だと褒めます。そして自分も学校の先生になりたかったのだ、と。

笑うジヨンに「本当よ。お母さんが5人兄弟の中で一番勉強ができた。一番上の伯父さんよりも」

ジヨンはなぜ先生にならなかったのか?と聞くと、兄さんたちの学費を稼ぐのに必死だったこと、工場で服を作っていたのだ、と。

「そんな顔しないで。当時の女の子は皆そうやって暮らしてた」「なら今から先生になればいい」「お母さんになったからジヨンたちを育てなきゃね」「私のせいでできないの?」

優しく微笑み、ジヨンの髪をなでる母親。

 

ジヨンの実家

母親が優しく髪をなでてくれたので目を覚ますジヨン。

自分が料理をしようか?と提案しますが、ウニョンに何もしないように言われてると答える母親。

今日は母親の誕生日なので、ウニョンとジソクは買い出し。父親は伯母たちを迎えに行ったそうです。

研修

「娘のように思えてお尻を叩いただけだ、弟のように思えて逞しい筋肉をちょっと触っただけよ」

笑う参加者たち。

「娘のよう、弟のようは言い訳になりません。これらはセクハラです。分かりましたね?手錠をかけられる行為です」と続ける女性講師。

休憩時間、デヒョンの同僚Aはなぜこんな研修を受けなければいけないのかとボヤいています。

別の同僚Bは、自分の妻を思い出して泣きそうになったこと。妻の望み通り育児休業を取ろうかと言い出しました。

しかしパクという男性社員は育児休業から復職したら机が消えていたこと。退職勧告は出ていないが、昇進できずに肩身の狭い思いをしている、という同僚A。

ジヨンの実家

妹Bからスカーフをもらい喜ぶ母親。

妹Aは地味過ぎるとスカーフにけちをつけます。ジヨンには子育てが大変でもおしゃれをしろだの、肌が荒れてるだの言っています。

そこへジソクたちが帰ってきました。

妹Aは母親に料理を作ってもらえばいいのに、というとウニョンは「お母さんのの誕生日なのに料理させるのはどうかと思います」とビシっと返答。そのとおりだ、と同調する妹B。

妹Aは怯まず「この家の娘たちは変わってる。出前を取ればいいのに。幼い弟に荷物持ちをさせるなんて」と。余計なことは言わないで、という感じの妹B。

「幼いですって?もう30過ぎです」「年をとっても”末っ子”よ。弟を大事にせずに」「伯母さん、だったら」と言いかけるウニョン。

妹Bは娘たちは母親を手伝って偉い、と褒めると妹Aは「ウニョンは結婚しないの?」と。

ウニョンは「その話はやめて」「今はいいけど、将来後悔するわよ」という妹A。

あーーー、もうこの話もあるある。ありました。昔、親戚の集まりに行くのが億劫だったときがありました。話題がないから話をふってくる、ってのもあるけれど。

「能力があるなら独身でもいい」という母親に「能力がなくても独りで生きていける」と答えるウニョン。

「あなたは本当に変わってる」という妹Aに「確かにね」と同意してしまってウニョンに「お母さん!」と叱られる母親。

「誤解しないで。他の人より優れてるってこと」とフォローする母親。

子供部屋

昔のアルバムを見ながら喋っているウニョン、ジヨン、そしてジソク。

「伯母さんを見たら闘志が湧いた」というウニョン。いちいち口答えをして疲れないのか?というジヨンに「もちろんすごく疲れるけど闘わなきゃ」と。

アルバムを見ながら、おばあちゃんに会いたいというジソク。

「あんたのことを溺愛して”私のジソク”が口癖だった」というウニョン。「でもなかなかいい男に成長したわ。モテる?」というジヨンに「まあまあ」と不敵な笑みを浮かべるジソク。

「お礼を言って。私のおかげで今のあんたがいる」「どうも」と馬鹿にしたように答えて足をつねられてるジソク。ウニョンには何歳になっても敵わないんだろうなぁ、ふふふ。

その後、ジヨンを車で送ってくれるジソク。助手席にはウニョン。

話はウニョンが教育大学へ行ったときの話に。当時、父親が通貨危機で失業し、妹と弟の将来も考えて選んだ道だ、というウニョン。母親は、そのことを今でも気にしているようです。

自分自身が兄弟の学費を稼ぐために先生になる道を諦めたこともあり、余計に妹弟を気遣ってのウニョンの行動に申し訳ないと思っているのでしょうか。

「私たちのせいね、ごめん」というジヨンに「水くさいわね。あんたも小説家や記者の夢を諦めた。人生折り合いをつけなきゃ」というウニョン。

「お〜大人になったな」と茶化す弟に「おとなしくはなった」と答えるウニョン。

ジヨンとジソクは声を揃えて「幼稚ね」と笑いました。

するとジヨンの携帯にメールが届いたようです。すごく嬉しそうに笑うジヨンに彼氏ができた?と茶化す姉。

喫茶店

お化粧をして喫茶店へ向かうジヨン。

どうやらチーム長と会うようです。

チーム長は一緒に仕事をしようと言ってくれました。「仕事は前と同じだけど給料は2割減る。でも成功報酬を出すわ」と。

ブランクのある自分が働けるだろうか、と心配しますが「一緒にやろう」というチーム長のことばに「ありがとうございます。全力で頑張ります」と答えるジヨン。

 

回想:ジヨンの卒業間近

夕飯時、母親が「ジヨンの卒業式だから臨時休業にしようか、それとも夜だけ営業を?」と聞くと父親は「好きにしろ」と答えました。

就職が決まってないから卒業式には行かない、というジヨン。

いっそ就職などやめて、家で大人しくして嫁に行け!と言い出す父親。

するとスッカラを机に叩きつけ「冗談じゃないわ!このご時世にそんな古臭いことを?ジヨン、大人しくしないで。思う存分出歩きなさい。いいわね!」とジェスチャー付きでいう母親。

その剣幕に驚く、しゃっくりが止まらなくなってしまった父親。それを見て笑った瞬間、口に含んでいたものを吹き出してしまうジヨン。

そこへジヨンの携帯が鳴りました。心配そうにジヨンを見る母親。

テハン企画に採用された!と喜ぶジヨン。

「よくやった、偉いぞ」と喜ぶ父親に、さっきのは何だったんだと言いたげな顔のジヨン。でも父親も喜んでくれて嬉しそう。

現在

早速ヘスに電話をして、チーム長の会社に就職することを報告するジヨン。ヘスは頑張ってと励ましてくれました。

デヒョンが帰宅すると、家の中が飾り付けてしてありケーキも用意されていました。

自分の就職祝いだ、というジヨン。

アヨンは全日保育へ預けるのか?というデヒョンに、それでは辛いだろうから17時〜19時はベビーシッターに頼もうと思っていると答えるジヨン。

 

しかしデヒョンが浮かない顔をしているので、自分が仕事をするのは嫌なのか?と確認するジヨン。デヒョンはジヨンとアヨンが心配なだけで、君が幸せなら僕も幸せだ、と答えるのでした。

 

回想:アヨンが生まれる前

ジヨンは義母たちから、いつ子供を作るのかとせかされうんざりしているようです。

結婚しろとか子供を産めとか、今度は男の子を産めとか、女の子を産めとか、と怒るジヨン。

デヒョンは名案があるといい、せかされるのが嫌なら1人子供を産めばいいと。「1人だけでいい。君に尽くすよ」「そう簡単に言わないで」「いつかは産むだろ?なら今のうちに。生活は大して変わらない」「本気で言ってる?」

このくだりのデヒョンが、まぁ、すごいノーテンキで。ムカつくぐらいのノーテンキさで。いくらコン・ユさんとはいえ、本当にムカつきました。

変わらないわけなかろう??

命だよ、命を育てるんだよ???変わらないわけなかろう?????

「私は人生が変わる。あなたは?」「僕?僕の生活も変わる。早く帰宅して外で酒も飲めなくなる。君に似れば可愛い」「やめて、憂鬱になる」「空腹だからだろ。早くご飯を作って」「本当に憂うつなの」

まぁ、そういった経緯もあり子供を作ることにしたようです。

 

デヒョンの会社

デヒョンの隣の女性は、昔は仕事ができたのに復職してからはダメだという男性社員。

そこへ女性が子供を連れて出社します。手足口病で預けられなかったのだ、と。

 

ベビーシッター探し

ジヨンはベビーシッターを探すべくチラシを貼ってみたり、求人サイトにも応募してみますがなかなか人材がいないようです。

自分が育児休業を取ろうかというデヒョン。

自分も会社に通えると嬉しそうな顔をするジヨン。

図書館

図書館で「提案書の定石」なる本で勉強をしていると、宅配便が届いたとメッセージが。

帰宅すると義母から漢方薬が届いていました。黒山羊??

すぐにお礼の電話をするジヨン。

「これを飲んで頑張って会社に通います」というジヨンの言葉に驚く義母。

「何を言ってるの?育児休業?いくら何でもあんまりよ!息子の将来を邪魔する気?」と興奮が止まらなくなり「聞きたくない、切るよ!」と切られてしまいました。

義母はすぐにジヨンの母親へ連絡したようです。

嫁が働いても大した稼ぎにならないし、そんなに働きたいなら近所でバイトをすればいい。夫に育児休業させるなんて、と。

 

ジヨンの母親は、「娘は学がありますし会社にも勤めていました。ジヨンは今1人で育児をしています。助け合うべきでは?」

「具合が悪いのに働くなんて」という義母。

「ご存じないようですが、娘さんは普通じゃありません」

正月に起きた話を聞いて驚く母親。すぐジヨンに会うことにしたようです。

 

義母(デヒョンの母)は息子へ電話をして、正直に話してしまったと報告。デヒョンが心配なのと、いつまでも隠しておけない、と。

「あまりに酷だろう」というデヒョンに「ひどい言い草だね。具合の悪いジヨンを外で働かせる気?」と答えるデヒョンの母。

でも、このお母さん明らかにジヨンよりもデヒョンの心配してるようにしか感じられない私。

 

さて残り40分。

ジヨンの再就職は?病状は?一体どうなるのでしょう。

次回で最終回にしようと思います。

 

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想① 《  》映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想③

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コアラ
館ファン倶楽部の管理をしているコアラです。 週末は映画館か美術館にいることが多いので、家族からは「今日はどこの館(かん)へ行くの?」と聞かれるようになりました。 皆さんのお役に立てるような館情報を提供していけたらなと思っています。

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