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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の登場人物/俳優さんたちについて

※ 記事内に商品プロモーションを含んでいます

気になっていた映画『82年生まれ、キム・ジヨン』を見ました。

個人的にはおすすめですが、心の調子がフラットなときに見たほうがいいかもしれない、とは思いました。

どんな登場人物が出るのか、演じた俳優さんたちについてまとめます。

映画の感想・ネタバレも書いていますので未見の方はご注意ください

まだちょっと頭の中で感想がまとまりきれてなくて、ちょっと書きかけのところもありますが。鉄は熱いうちに打て、じゃないですが、感情が動いてるうちに感想を書き留めておきたくて。

 

話の流れ(ネタバレ)や感想については、

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想①

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想②

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレと感想③

 

 

登場人物

キム・ジヨン

ジヨンのような症例も本当にあるのかなぁ、と思いながら見ていました。

最初に夫のデヒョンが”憑依”という単語でインターネット検索していたように。ちょっと、イタコのようでしたよね。

特に自分の母親へのセリフ。自分の母親が、母親(ジヨンからすると祖母)から言われたかったであろうことを言ってあげたというか。

ただ、本当は自分が言いたいことを”誰か他の人に代弁してもらう”ことで、自分が言っているわけではない、というクッションにしてるのかな、とも。

 

チョン・デヒョン

優しい。優しくはあるけれど、妻に対して気遣ってもいるし、育児も手伝ってるし、自分が追い詰めたのではないかと心配しているけれど。

けれど、申し訳ないけれど弱いというか。最後の方で、ジヨンに元気づけられてるところとか。結局は、育休をとってジヨンを支えているのかな?

 

ミスク(ジヨンの母)

学校の先生になるのが夢だったというミスク。兄弟たちのなかでも一番勉強ができたのに、兄弟たちの学費を稼ぐためにミシン工場で働くことになったというのが切ない。でも、当時みんなそうだったのだ、というミスク。

そうか、娘のウニョンはそれを知っていたのか知らずか教師になってましたね。

どんどん出歩きなさい!と娘を勇気づけるシーン、精神を追い込まれてしまった娘を抱きしめて泣くシーン、漢方薬をぶちまけるシーン。

自分は諦めてきたけれど、感情を殺してきたけれど、やはりどこかミスクにも自分が女性であるがゆえに強制されて(本人は強制とは思ってなかったかもしれないけれど)自分の人生を自分で選び取ることが出来なかった哀しみが爆発してるシーンに、思わず泣いてしまいました。

 

キム・ヨンス(ジヨンの父)

映画では、ミスクに支えられていることはあまりクローズアップされていませんでしたが。悪気がない、というのはこういうことなんだろうな、とつくづく思いました。

痴漢にあったこともなければ、男性に生まれてくればよかったのになんて言われることもなく。結婚したら子供を産んで仕事なんて止めるべき、とか言われることもなく。

すでに下駄をはいていることを意識していないから、女性たちへの言動が相手を傷つけているなんて思ってもいなくて。

娘が好きなのは、あんパンじゃなくてクリームパンですからお父さん!!

キム・ウニョン(ジヨンの姉)

子供の頃から、おかしいと思うことには正々堂々と反論していくお姉ちゃん。すごかった。こんなにはっきりと言えたら、と思うものの。それはそれで風当たりも強いんだろうな、とは思いました。

でも女性だから、男性だから、ではなくて。”人間として平等でありたい”という思いのような気がするのです。

彼女が学校の先生になり生徒たちにきっと何かしら種を蒔いてくれてると思うのですが、果たして卒業後にそれを活かすことができるのか、なんてことまで考えてしまったり。

国を越え、時代を越え、脈々と続いてきてしまった”○○だから”という括り。それを取っ払っていくことの難しさと、でも諦めてはいけないということを映画を見終えてしみじみ思いました。

 

キム・ジソク(ジヨンの弟)

自分の家はなぜ男性の地位が低いんだろう?と、ちょっと思っていたのかもしれません。特に姉ウニョンの言動は、彼にとっては不可解なのかも。

散々、おばあちゃんや父親から甘やかされて育ってるから。むしろ、ウニョンが変わっている人、というだけの認識だったのかも。

でもジヨンが心を病み、それが少なからず”女性だから”被ってしまったことなのかもしれないということを理解したジソク。

姉のウニョンが言い続けてきたことが、少し分かりかけてきたのかもしれないなと思いました。

きっと彼は彼なりにジヨンに寄り添い、これから出会う女性たちへの接し方が変わっていくといいな、と思いました。フィクションですけど。

 

デヒョンの父母

申し訳ないけれど、このデヒョンの母親が強烈です。

息子を溺愛するがゆえに、強烈です。

ジヨンの存在が、自分の息子の昇進を妨げる、わがままな嫁に思えてきちゃったところが怖い。

自分も旦那の実家に帰省したとき苦労しただろうに。自分の娘可愛さに、息子の嫁は酷使するっていうのが、切ないですねぇ。この人も、悪気がないのが怖い。

 

キム・ウンシル(チーム長)

厳しい人ではあるけれど、ちゃんと部下の才能と今後を考えてくれているんだな、と。羨ましい、このような女性の上司。

本当はチーム長だって、優秀な人がいれば性別関係なく仕事をやってもらいたいと思っているはずなのに。

自分の辿ってきた道があまりにも過酷で、同性に同じ轍を踏ませるのもむしろ可哀想だとすら思えてしまって。結局は、男社会にいたら思うように仕事ができないと思い切って起業せざるを得なかったチーム長。

才能があるのに、とある括りで活躍できないって凄く会社として、社会としてもったいないなぁ、と。

この映画を思い出しました。

 

 

ヘス(ジヨンの元同僚)

結婚して退職してしまった元同僚を気にかけてあげるヘスさん。優しいなぁ。

私は結婚した人や、子供を育てている人は忙しいだろうと思って連絡を取らなくなってしまうことが多かったので。まぁ、相手からも連絡なかったし、はっはっは。

このひとのエピソードで一番印象深かったのは、会社のトイレでの盗撮事件のところでした。

自分たちが被害者でありながら、もし自分が盗撮されたのであれば警察で確認するには自分の映像を見なくてはいけない、というなんという屈辱。いくら警察は仕事とは言え、一緒に確認するとか。いや、つらすぎる。

でも、今後自分の人生で全くありえないことではないんですよね、自分の人生でも。自分のなんて誰も見ないだろうとは思っても、犯人を捕まえるために協力してくださいって言われたらやっぱり考えちゃうと思うんですよね。フィクションなのに、もうめっちゃリアルな話として置き換えられてしまう、という。

あ、話がそれましたけど。

もうオムツをはくしかない、みたいな冗談を言って全員でわ!っと一度笑うんですけど。そのあとの全員の苦い表情と溜息がね。辛い。

でもでも、女性社員の様子がおかしいからと事情を聞いて果敢にトイレへと足を踏み入れ対処したヘスさん。チーム長のように、仕事ができて、部下の面倒も見るカッコいい上司になってくれるんだろうなぁ。

 

チェ・ソヨン(精神健康クリニックの医師)

デヒョンからジヨンの動画を見せられ、これは絶対に治療が必要だと感じたと思うんですよね。

でも自分から直接働きかけることができない、というジレンマ。

デヒョンを介してでしか、自分のところへ来てもらうことができない、という。でもだからこそ、自分の病状を理解し向き合うために自分のところへ来てくれたジヨンをサポートしようとしてくれる先生のひたむきさを勝手に感じました。

励ますではなく、その人の心の中にある答えを掬いだそうとしているような。

 

俳優陣

チョン・ユミさん

チョン・ユミさんとコン・ユさんは『トガニ』、『新感染』で共演され今回が3回めの共演だそうです。

チョン・ユミという役名で『キム秘書はいったい、なぜ?』の第27話で登場してますね!

 

コン・ユさん

 

 

そうですか、『トッケビ』以降出演されていなかったのですね。

『トッケビ』大好きなんですよねぇ。

最初にコン・ユさんの演技を見たのは『コーヒープリンス1号店』だったなぁ。懐かしい!

キム・ミギョンさん

イ・オルさん

 

コン・ミンジョンさん

キム・ソンチョルさん

イ・ボンリョンさん

オフショット

監督

 

 

メイキング

 

原作

どうやら原作と映画では内容が違うようなのです。

どんな風に違うのか?いつか読んでみたいと思います。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
コアラ
館ファン倶楽部の管理をしているコアラです。 週末は映画館か美術館にいることが多いので、家族からは「今日はどこの館(かん)へ行くの?」と聞かれるようになりました。 皆さんのお役に立てるような館情報を提供していけたらなと思っています。

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