現在、東京国立博物館で開催中の【国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅】を見ていて、8年前に同じく東京国立博物館で開催された【空海と密教美術】展を思い出さずにはいられませんでした。
そこで、何かグッズを購入していないか探してみたところ……。
Contents
チケット
驚くべきことに2枚でてきまして。私の記憶では1回しか記憶がないのですが。同行者のチケットもらってきちゃったのかしら??と思ったら
なにやら出品目録に2色の丸がついています。
どうやら本当に2回行ったようです。
それにしても、几帳面に丸付けしてるなぁ自分。
なぜチラシも図録も持ってないのか
2回も行ったということは、とても好きだった、もしくはとても見たいものがあったからだと思うのですが。はて、なぜ展覧会のチラシも図録も持っていないのか??残念でなりません。
当時はまだ仏像を見ることに慣れていないといいますか、その後、こんなに仏像を見るような機会に恵まれるとは思わなかったなぁ。こういうとき図録を持っていたら比較できたりして、もっと楽しめるんだろうなぁ。でも、もう置き場がすでにない状態だし……。
【国宝 東寺】展との展示品の比較
如来坐像4体
今回の【国宝 東寺】展の第4章で展示されている如来様たち4体は、【空海と密教美術】展では展示がありませんでした。
その理由は、【空海と密教美術】展は”空海ゆかりの作品”がキーワードだったから。と、1089ブログのこちらのページに載っていました。
今回の【国宝 東寺】展の第4章で展示されている如来様たちは江戸時代につくられたものなので、【空海と密教美術】展の展示のなかには入らなかった、ということだそうです。なるほど。
菩薩と明王
【空海と密教美術】展で、五大明王から降三世明王立像、大威徳明王騎牛像が選ばれ、五菩薩から金剛法菩薩坐像と金剛業菩薩坐像が選ばれたのは、
「菩薩」と「明王」に関しては、制作当時の表現が色濃く残り、かつ状態の良い2体を選びました。「明王」はさらに、姿が面白いお像という点もポイントでした。
引用は、こちらの1089ブログより。
弘法大師行状絵詞
【空海と密教美術】展では展示があったという絵詞。先日、ミュージアムシアターで『空海 祈りの形』という作品の上映を見たのですが、その冒頭に出てきたのがこの絵詞だったのではないかなぁ、と。
もう一度、ゆっくり見る機会がありますように。ちょっと、絵がユーモラスな感じで好きなんです。
犍 陀穀糸袈裟と横被
空海が師匠である恵果より修行が終了した証として授けられたという袈裟と横被。そんなにも貴重なものを、この目で見たのに忘れている……と思いましたら、こちらは本当に見ていないようです。展示期間が限られていたので、その間に行くことができなかったようです。
京都国立博物館のホームページで『犍 陀穀糸袈裟(けんだこくしけさ)』の写真が見られます。
購入したグッズ
絵はがき
絵はがきを入れてもらった袋もとってありました。最近の展覧会では、ここまで袋に凝ってないのはエコでいいような、ちょっと淋しくもあるような。
国宝『宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱』
あれ。私、昨年開催された【仁和寺と御室派のみほとけ】で初めて見た気がしていましたが八年前に見ていたようです。
京都国立博物館のホームページで他の角度からの画像が見られます。
重要文化財『蓮華虚空蔵菩薩坐像(五大虚空蔵菩薩のうち)』
あれ。私、今回の【国宝 東寺】で初めて見た気がしていましたが……以下同文。
【空海と密教美術】では、この『蓮華虚空蔵菩薩坐像』と『法界虚空蔵菩薩坐像』の2体のみ展示されたようです。
国宝『帝釈天騎象像』
こちらは、もちろん覚えております。大変凛々しいお顔立ちで象に乗ってるんだな、と。そのときは、帝釈天が白象に乗った姿であらわされることが多いなどの知識がなかったもので。
このときの絵はがきは、写真タイプといいますかピカピカツルツルなので反射がすごいため斜めからの写真ですみません。
国宝『持国天立像(四天王のうち)』
そうか、このときにも見ているんですね…….。
国宝『増長天立像(四天王のうち)』(部分)
バッチリ視線が合う感じの構図ですね。見上げてみるのとでは、また迫力が違うなぁ。
チケットファイル
国宝『宝相華蒔絵宝珠箱』(部分)
中に白い紙を入れてみると、こんな感じになります。
東寺香
初めて東寺香の存在を知ったのは、この展覧会でした。
1本を三分割して、ちびちび大切に使っていたことを思い出します。今回の【国宝 東寺】展で奮発して2箱購入したので、しばらくは大丈夫。香りが飛ばぬようジップロックに入れておけば大丈夫かしら。
まとめのようなもの
まさか8年ぶりに同じものや、前回は見られなかった仏像を、上野に居ながらにして拝見できる日が来るとは。企画に携わる方々、輸送に携わる方々、関係者の皆さま本当にありがとうございます。
2011年7月から【空海と密教美術】が開催されたときは、大震災のあとということもあり展覧会へ行くのも贅沢というか申し訳ないような気持ちを片隅に抱えていたような記憶があります。地震による直接的な被害はなかったものの、連日の放送でみる被災地の状況、カップラーメンやトイレットペーパーなどの備蓄品が尽く棚からなくなったり、ガソリンスタンドの前に長々と車の列ができたこと、計画停電があったことなどは未だに忘れられません。
あれから8年たち、今回再び同じ平成館で、展覧会の名前に”空海”とつく展覧会を見たことであれからのことを色々と思い出すきっかけともなり、別の意味でも思い出深い展覧会となりました。
特に仏像は、美術館で360度見られるといった良さがあり、そして本来の場所にあってこそ感じるものの違いがあると思うので。一度は東寺に行きたいと思いつつ、京都に行ったら細見美術館にも行きたいし、トラりんグッズも買いたいし、と夢ばかり膨らむのでした。